マイナビ女子オープン本戦準々決勝、千葉涼子VS長谷川優貴の対局は,143手で先手の
千葉涼子が勝ち、自身初のベスト4に進出しました。
先手千葉涼子居飛車の出だしに、後手長谷川優希はゴキゲン中飛車。これを見て先手は
超速銀に出ます。後手も銀が上がって角頭を守ります。先手矢倉に、後手も左美濃に
組んでいきます。組み上がったところで後手は向かい飛車に変更。から2筋の歩の交換。
後手の飛車が上がったところで先手が歩で抑えて、後手だけ1歩手持ちに。
後手は3筋の歩の突き捨てから飛車の裏をついt歩を打ち込みます。と金が約束されました。
後手はと金を作った後、飛車の成り込みを阻止している桂馬を狙います。先手はやむを得ず
桂馬を飛ばし、後手の前進には歩を貼って間に合わせます。
後手は正面きっての成り込みは難しいと判断。銀上げで補助していく戦術に転換します。
銀が動いたので、先手は角道を開いて角成りを目指します。これを阻止して守り抜く後手。
お互い攻めを一時停止して守り抜く争いとなりました。
9筋で歩の交換から香車交換となりましたが、再び双方とも自陣の整備。なかなか戦いが
進まない中、先手が金を中央から前進。後手は銀桂交換で持ち駒を増やしてから
金角田楽刺しの香車打ち。歩で防ぐのも構わず金香交換となりますが、ここで先手は
先に交換して得た銀で飛車取りに。代わりに後手は角取りを狙い、お互い大駒を逃がしますが、
後手はしつこく角取りで追い詰め、先手はやむなく桂馬と∠の交換。っそれそれ持ち駒を
増やして、ようやく終盤に入ろうとします。
先手千葉涼子も後手角を追い詰め、こちらも行き場がなく、桂馬との交換。しかし後手
長谷川優希は握った手番を話さない様に、交換した桂馬を利用して先手玉の正面からの攻め。
先手も攻防の角打ちで決めに入り、気がつけば挟撃態勢が整っている先手がいつの間にか
後手玉を追い詰めていて、勝負は一瞬のうちに片が付いてしまいました。
【第14期マイナビ女子オープン本戦】女王:西山朋佳奨励会三段
千葉 涼子 ○ ● 長谷川優貴 143手
清水 市代女流六段---------+
+-千葉 -+
千葉 涼子女流四段---------+ |
+-千葉 -+
長谷川優貴女流二段---------+ | |
+-長谷川-+ |
竹部さゆり女流四段---------+ |
+- -+
加藤結李愛女流初段---------+ | |
+-里見 -+ | |
里見 香奈女流四冠---------+ | | |
+- -+ |
脇田菜々子女流初段---------+ | |
+-塚田 -+ |
塚田恵梨花女流初段---------+ |
+-
伊藤 沙恵女流三段---------+ |
+-伊藤 -+ |
宮澤 紗希 ア マ---------+ | |
+- -+ |
鈴木 環那女流三段---------+ | | |
+-鈴木 -+ | |
香川 愛生女流三段---------+ | |
+- -+
村田 智穂女流二段---------+ |
+-渡辺 -+ |
渡辺 弥生女流初段---------+ | |
+- -+
甲斐 智美女流五段---------+ |
+-甲斐 -+
加藤 桃子女流三段---------+
÷ 丹善人 ÷