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タイトル女流王座戦本戦1回戦、山田久美VS中澤沙耶
記事No1657
投稿日: 2021/07/16(Fri) 15:54
投稿者丹善人
リコー杯女流王座戦本戦1回戦、山田久美VS中澤沙耶の対局は、111手で先手の
山田久美が勝ち、2回戦に駒を進めました。

先手山田久美、後手中澤沙耶、相居飛車の出だしに、玉の囲いに左に寄りながら、
後手は右四間飛車に移行。歩の突き合いから先手がはねた桂馬を後手は銀と交換。
先手が角を狙うと、後手は角交換に。さらに3筋にと金を作って先手飛車を脅かします。
先手はそのままと金を寄せ、9筋に歩を打ち込んで桂馬を釣り上げて桂馬交換を誘います。。

後手は桂馬交換から釣り上げた香車当てに桂馬のお代わり。
先手は相手にしてられないと、角成り。しかし後手玉はまだ遠いので、後手は落ち着いて
先手玉正面から攻めかかります。

後手中澤沙耶は持ち駒補充に飛車を動かしますが、先手山田久美はこれを阻止。しかし後手は
角貼りで、しつこく駒補充を目指します。先手は飛車取りに馬を寄せますが、気にも留めずに
後手はと金を寄せます。先手は後手の攻めの要となっている桂馬を銀との交換で排除。
と金と金の交換で、先手も攻めを優先。一手違いを目指します。

手番を取った先手山田久美は底に引いた飛車を要に後手玉正面攻撃。手が止まったところで、
攻防に利いている質駒の後手の飛車を取っておきます。後手は一手違いを目指しての
攻めの要に桂馬貼り。しかしこれが間に合うのか。先手は間に合わないと見て攻めかかります。

後手玉に詰めろをかけて先手は手を渡しました。先手玉を寄せるしか手がなくなった後手の
最後の攻撃。しかししっかり受けとめられて万事休す。先手山田久美が確実に後手玉を
仕留め上げました。


【第11期リコー杯女流王座戦本戦】女流王座:西山 朋佳

山田 久美 ○  ● 中澤 沙耶   111手

伊藤 沙恵女流三段-------+
             +-伊藤 -+
加藤結李愛女流初段-------+     |
                  +-   -+
中村真梨花女流三段-------+     |    |
             +-脇田 -+    |
脇田菜々子女流初段-------+         |
                      +-   -+
塚田恵梨花女流初段-------+         |    |
             +-山口恵-+     |    |
山口恵梨子女流二段-------+     |     |    |
                  +-   -+    |
小佐季子女流初段-------+     |         |
             +-   -+         |
山根ことみ女流三段-------+              |
                            +-
加藤 桃子女流三段-------+              |
             +-加藤桃-+         |
加藤 圭 女流二段-------+     |         |
                  +-   -+    |
山田 久美女流四段-------+     |    |    |
             +-山田久-+    |    |
中澤 沙耶女流初段-------+         |    |
                      +-   -+
室谷 由紀女流三段-------+         |
             +-   -+     |
上田 初美女流四段-------+     |     |
                  +-   -+
渡部 愛 女流三段-------+     |
             +-   -+
里見 香奈女流四冠-------+


÷  丹善人  ÷