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タイトル女流王座戦二次予選 鈴木環那VS中澤沙耶
記事No174
投稿日: 2017/06/20(Tue) 15:25
投稿者丹善人
リコー杯女流王座戦二次予選、鈴木環那VS中澤沙耶の対局は、99手で先手の
鈴木環奈が勝ち本戦に駒を進めました。 

先手鈴木環奈居飛車穴熊に進めると、後手中澤沙耶は一手損角替わりに出ます。
これは前回の対局時と同じだとのこと。
先手は金銀4枚を中央から玉側に集めての態勢を築いていくと、後手は玉を7二に
置き、飛車を下段に下げて、先手の2筋からの攻めを警戒しつつ、8筋からの攻撃を
目指します。

後手は先手飛車のこびんに上がった桂馬狙いに歩を突きますが、先手は応じず、
4筋に上がった銀狙いに歩を突きます。
お互い自己主張を通し、先手が銀を奪うと後手も桂馬を奪って飛車にと金を
当てます。
さすがにこれは無視できず、下がる飛車に後手は角打ち。飛車が逃げると馬を作って
攻めの要に。その間に先手は6筋を突き、上がった銀とと金の両当たりに角打ち。
後手はと金を動かして飛車当て。先手は構わずに銀取りに角が動き、後手が
飛車を奪います。

お互い自己の道を進む作戦で、先手は穴熊の堅さを武器に、角を要に
銀打ちで後手玉の守りの駒をすべてはがします。
後手は先手角も奪いはしましたが、守りが弱く、陣形の差がここではっきり
現れて不利な体勢に追いやられます。

後手中澤沙耶も穴熊崩しに攻め駒を足していきますが、なかなか崩すには
時間がかかりそうな状況。
対して先手鈴木環奈は後手玉を詰めろの状況に追い込みます。
後手は飛車角の2枚で玉を守ろうとします。先手は一気に寄せるには駒が
1枚足りず、ここは慎重に守りに転じます。ここを守り切り、駒がもう1枚手に入れば
勝ちが見えているだけに安全に進めようとします。

後手は穴熊崩しに飛車の打ち込みを行いましたが、これが諸刃の剣。
9筋に玉が向かい合っている態勢なので、先手としては端攻撃に期待をかけ
たかったのですが、後手に飛車があれば逆襲が考えられて、攻められなかったのが、
これで安心して攻め込めます。
というわけで先手からの端攻撃が開始され、おそらくこれが決め手となったでしょう。
先手は後手からの即詰めがないことを読み切って、質駒となっている
桂馬を奪います。
後手は形作りなのか攻めの手に出ます。実はこれが詰めろになっていて、
先手は後手玉を寄せきらないといけなくなりました。
しかししっかり読み切っていた先手は後手玉を即詰みに見事に寄せました。


【第7期リコー杯女流王座戦二次予選】女流王座:里見 香奈女流五冠

本戦シード:(前女流王座、タイトル保持者、前期ベスト4)
加藤桃子奨励会初段  香川 愛生女流三段
西山朋佳奨励会三段  伊藤 沙恵女流二段

本戦出場決定
・中村真梨花女流三段  ・室谷 由紀女流二段  ・カロリーナ女流1級
・鈴木 環那女流二段  ・  ・


鈴木 環那 ○  ● 中澤 沙耶  99手

中澤 沙耶女流初段---+
           +-鈴木 環那女流二段
鈴木 環那女流二段---+


÷  丹善人  ÷