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タイトル女流王座戦二次予選 谷口由紀VS村田智穂
記事No457
投稿日: 2018/06/11(Mon) 16:28
投稿者丹善人
女流王座戦二次予選、谷口由紀VS村田智穂の対局は、82手で後手の
村田智穂が勝ち、本戦に進出しました。

先手谷口由紀、先手番ゴキゲン中飛車の出だしに、後手村田智穂は居飛車で
迎えます。両者とも玉を美濃に囲い、銀が上がってにらみ合います。
先手が銀冠か高美濃に組み替えようというところで、後手はようやく
角道を開きました。

先手が銀冠に移行した時、後手から6筋の歩をついて戦端が開かれました。
後手が飛車を回して6筋の歩の交換の後、先手は2筋の歩を突き、角を4八に
回して攻守両方に備えます。後手は2筋の歩の交換の後角を上げ、隙あらば
成り込もうかという構え。先手は上がっている後手の飛車を銀上がりで牽制。
決断の2五桂と跳ねました。

後手が桂馬を跳ねて桂馬を取ると、先手は歩を貼って取りにかかりますが、
後手は取った桂馬を使って先手玉のこびんをこじ開けて角が飛び出ます。
合駒は桂馬が利いているので玉は素直に逃げます。
後手は6筋をついて先手の銀を動かしてからこの歩を成り捨て。歩が元あった
位置に桂馬を貼りました。

先手は義上げで桂馬の成り込みを阻止。後手は飛車を回って継続を図りますが、
先手はその後の展開を読んだ上での守りを固めます。攻めが難しくなった
後手はここで思い切った角切りからの桂馬の成り込み。先手は飛車取りの
桂馬打ち。飛砂はどこに逃げても先手の飛車取りが続きます。後手は飛車は
あきらめ、角取りの香車打ち。先手は逃げた角が後手の成桂にあたる形となり、
成桂と銀との交換を催促しますが、交換の後成り込んだ香車が先手の飛車を
追い詰める形となり、こちらもどこに飛車を逃がしても大駒が取り返せる
状況に持ち込むことができました。こうなると玉形の違いで後手優位が
見えてきたかもしれません。

先手谷口由紀は飛車を横に逃がしますがここで後手村田智穂は角取りの銀打ち。
これは防ぎようもなく、先手は攻め手の形作りにと大駒交換に。後手はおもむろに
とどめの歩を貼って先手玉を追い詰め、見事に寄せきりました。


【第8期リコー杯女流王座戦二次予選】女流王座:里見 香奈女流五冠

本戦シード:(前期ベスト4)
加藤桃子奨励会初段  香川 愛生女流三段
西山朋佳奨励会三段  室田 伊緒女流二段

本戦出場決定
・  ・  ・村田 智穂女流二段
・  ・  ・
・  ・藤井 奈々女流2級  ・竹俣 紅 女流初段
・  ・  ・

谷口 由紀 ●  ○ 村田 智穂  82手

谷口 由紀女流二段---+
           +-村田 智穂女流二段
村田 智穂女流二段---+


÷  丹善人  ÷