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タイトル女流王座戦二次予選 甲斐智美VS山田久美
記事No467
投稿日: 2018/06/19(Tue) 16:37
投稿者丹善人
女流王座戦二次予選、甲斐智美VS山田久美の対局は、86手で後手の山田久美
が勝ち、本戦に進出しました。

先手甲斐智美先手番ゴキゲン中飛車に対し、後手山田久美は居飛車で迎えます。
両者とも結果的には美濃に囲います。
中央からの攻めは難しいとみた先手は向かい飛車に振り直し、後手は歩を
延ばして交換から歩を貼って先手の飛車道を遮断します。銀で破ろうか
という所、後手も銀を上げにらみ合う形。さらには両者とも桂馬を上げて、
譲らないところ、先手が後手の桂馬を狙って7筋の歩を突っかけると、
後手は先に桂馬が跳び、角を押さえます。

桂馬の利きがなくなったので、先手は飛車交換を要求。興亜間の後、両者とも
飛車を相手陣に打ち込みます。桂馬が跳んでいる分後手が有利か、歩を延ばして
攻め駒を増やす構え。先手も角成りを目指して角が9五に上がります。

後手は飛車成りで奪った香車を貼って成り込み、先手陣を見出しにかかります。
さらにはと金を作ろうという所、先手は銀桂交換で収めますが、竜が玉の筋に
入ってまさに寄せようとします。
先手も角成りとしますが、まだまだ後手玉は遠く、守りも堅いところ、簡単には
攻められません。

後手は薄い先手の守り陣に駒を貼って破ろうという所、先手も持ち駒を貼って
守りますが、千日手になろうかという場面。うまい攻めで後手は駒を
足しながら攻める形を作り出します。
まだ即詰みがないことで、先手からの攻めも入り、後手玉が危うい局面に。しかし
ここを守り切れば後手の勝ちが見える局面。後手はしっかりと守りを固めます。

後手玉への一気の寄せが遠のいたと見た先手甲斐智美は、自玉の逃げ道を
作ろうとしますが、勝ちを確信した後手山田久美は確実に先手玉を追い詰めます。
後手からの攻めが途切れた局面ですが、駒を渡せば危ないことには変わりが
ありません。先手は何とか後手玉に迫りたいところですが、駒を渡してしまって
それでもまだ寄せられません。駒をもらった後手はしっかりと利用。とうとう
打つ手のなくなった先手は投了するしかありませんでした。


【第8期リコー杯女流王座戦二次予選】女流王座:里見 香奈女流四冠

本戦シード:(前期ベスト4)
加藤桃子奨励会初段  香川 愛生女流三段
西山朋佳奨励会三段  室田 伊緒女流二段

本戦出場決定
・清水 市代女流六段  ・上田 初美女流四段  ・村田 智穂女流二段
・鈴木 環那女流二段  ・山口恵梨子女流二段  ・岩根 忍 女流三段
・伊藤 沙恵女流二段  ・藤井 奈々女流2級  ・竹俣 紅 女流初段
・山田 久美女流四段  ・和田 あき女流初段  ・本田小百合女流三段


甲斐 智美 ●  ○ 山田 久美  86手

甲斐 智美女流五段---+
           +-山田 久美女流四段
山田 久美女流四段---+


÷  丹善人  ÷