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タイトル女流王座戦本戦 加藤桃子VS山田久美
記事No502
投稿日: 2018/08/09(Thu) 15:32
投稿者丹善人
リコー杯女流王座戦本戦準々決勝、加藤桃子VS山田久美の対局は、89手で先手の
加藤桃子が勝ち、ベスト4に名を連ねました。

先手加藤桃子、後手山田久美、ともに居飛車の出だし。お互い金銀を上げて玉を一つ
寄っただけの構えから、先手は角を引いて、3筋の歩の交換で角が上がり、後手の
銀が延びると角を2六に引き、右の銀を上げて4筋で戦おうという構えになりました。

後手が狙うのは6六にある銀。桂馬を上げ、歩を突きだして6筋を攻めますが、
先手が狙うのは5四に上がっている銀。狙い筋が異なる戦いは、中央で3枚の銀が
ぶつかる展開となりました。

銀交換からの流れは後手が角を飛び出させるかと思われましたが、玉の早逃げを
優先したので先手が角道を塞いで、なおかつ大駒を活用させる流れとなりました。
後手は角は見捨てて守りを優先する道を選択。早くも優劣の差が出ました。

後手の守りが堅くなっては攻めづらいので、先手は後手陣を乱す方を優先。
金銀をバラバラにして置いてから角を奪い取りました。
角を取った銀を取るために上がった桂馬に先手は歩を打ち付けますが、後手は
飛車を回して、ならば飛車が3筋から攻め込むぞと見せます。構わずに桂馬取りを
決め、取った飛車には3七に桂馬が上がって、とりあえず飛車先を止めます。

後手は銀3枚と飛車のみの戦力で先手を押さえようとします。6六歩として先手の
守り駒にプレッシャーをかけた後、飛車が3六に上がり、2六の角を動けなく
しながらも、4六に回って先手玉に迫ろうという作戦。そこで先手は5一角の
割り打ち。もう1枚の角が生きている内に後手玉に迫ろうと言うところか。

金1まいを逃がして4二の金を取って成った角に、予想順として後手は4六に
飛車を移動。馬取りと飛車の成り込み王手を狙いますが、これも予想通り。
歩成りで紐を付け、王手には歩がなくなった筋に歩を合駒として貼ります。
後手は先手のもう1枚の角を使わせないように歩を貼って角道を止めますが、
そのことも織り込み済み。馬が後手玉に近づきます。

後手山田久美は先手玉正面からの攻め。しかしこれは遅いと判断した先手加藤桃子は
詰めろ詰めろで後手玉に迫っていきます。適当な受け駒もない中押し切られた形で
決着は付きました。


【第8期リコー杯女流王座戦本戦】女流王座:里見 香奈女流四冠

加藤 桃子 ○  ● 山田 久美   89手

香川 愛生女流三段-------+
             +-山口恵-+
山口恵梨子女流二段-------+     |
                  +-清水 -+
藤井 奈々女流2級-------+     |    |
             +-清水 -+    |
清水 市代女流六段-------+         |
                      +-   -+
上田 初美女流四段-------+         |    |
             +-岩根 -+     |    |
岩根 忍 女流三段-------+     |     |    |
                  +-   -+    |
和田 あき女流初段-------+     |         |
             +-室田 -+         |
室田 伊緒女流二段-------+              |
                            +-
西山朋佳奨励会三段-------+              |
             +-西山 -+         |
鈴木 環那女流二段-------+     |         |
                  +-   -+    |
伊藤 沙恵女流二段-------+     |    |    |
             +-伊藤 -+    |    |
本田小百合女流三段-------+         |    |
                      +-   -+
村田 智穂女流二段-------+         |
             +-山田久-+     |
山田 久美女流四段-------+     |     |
                  +-加藤 -+
竹俣 紅 女流初段-------+     |
             +-加藤 -+
加藤桃子奨励会初段-------+


÷  丹善人  ÷