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タイトル女流王座戦五番勝負第2局
記事No577
投稿日: 2018/11/08(Thu) 15:04
投稿者丹善人
里見香奈女流王座の先勝で始まったリコー杯女流王座戦五番勝負第2局は、87手で
先手の里見香奈が勝ち、2連勝で防衛に王手をかけました。

つい一昨日に倉敷藤花戦三番勝負を戦って、敗色濃厚からの急転直下の逆転勝利を
おさめたばかりの里見香奈にとっては連戦に近い物があって、疲れが気になるところです。

先手里見香奈、先に5五歩の位を取る先手番ゴキゲン中飛車に対し、後手清水市代は
超速銀で迎えます。
その後両者とも駒組みを進め、先手は美濃に。後手は玉を3二に置いて金銀3枚が
4筋に縦に並びます。

1筋の端歩を突き合った後、先手から5筋の歩の交換。これで後手の方の守りが堅く
なりましたが、先手は左金を上部に上げて行きます。銀交換からさらに菌を前進。
後手は金頭に歩を貼って阻止しようとしますが、この歩と飛車の両当たりの銀の
打ち込み。飛車が逃げれば歩を取ってさらに金が前進、交換から飛車の成り込みを
果たそうという所。

ここで後手は飛車を捨てて金取りを選択。飛車先に上がった歩の前にさらに銀を
打って飛車道を遮断。先手は飛車を取った銀を下げて成銀として後手陣を崩そうとしますが、
後手はこれも放置。4筋の歩を突いて攻めを続けようとします。
飛車角の動きが封じられた先手ですが、持ち駒にした飛車を後手陣に打ちこんで
攻めの継続を図ります。

後手が取られそうな銀を逃がすと、今度は先手は使えない飛車と銀の交換を選択。
飛車を取られても角道が開くので、タダ捨てに銀を打ち込めば後手の角がタダで取れ、
挟撃態勢で勝負が付いてしまいます。。
飛車は取れない後手は邪魔な成銀を排除することに。先手は角交換を目指して角が
5五に飛び出します。交換に応じなければ先ほどの順で後手玉が寄せられるので、
さすがにこれは交換するしかなく、先手も飛車が自由になり、追い払おうとしても
8筋に回って成り込みに成功。さすがにこれで態勢が決まったようです。

後手は8八に角を打ち込んで成りを果たすと共に、自陣に利かせようとしますが、
先手は桂打ちであっさり遮断。同時にこの桂馬が攻めにも使える位置となっています。
先手はさらに後手銀頭の5五に歩を打って二重に角道を遮断。後手は銀を支えに
飛車龍両当たりの金打ち。これは二枚替えとなって、先手としては損にならず、
なおも先手の攻めが続きます。

自陣への守りはあきらめて後手は馬を攻めに移動させます。安心した先手は桂馬が
跳ねて攻めの継続。桂馬1枚で金銀を奪ってしまいました。
後手清水市代は奪った飛車を打ち込んで攻めの継続。しかし手番が回らない。
先手里見香奈は詰めろ、詰めろと後手玉に襲いかかり、寄せきるのも時間の問題。
さすがにこの差が付いての終盤で間違う事もなく、一気に後手玉を攻め落として
しまいました。


【第8期リコー杯女流王座戦五番勝負】女流王座:里見 香奈

里見 香奈 ○  ● 清水 市代

+--------+------------+--------+--------+--------+--------+--------+
|    | 氏  名 | 第1局 | 第2局 | 第3局 | 第4局 | 第5局 |
+--------+------------+--------+--------+--------+--------+--------+
|女流王座| 里見 香奈 |  ○  | 先○ |    | 先  |    |
+--------+------------+--------+--------+--------+--------+--------+
|挑戦者 | 清水 市代 | 先● |  ●  | 先  |    |    |
+--------+------------+--------+--------+--------+--------+--------+
|    |      |168手| 87手|   手|   手|   手|
+--------+------------+--------+--------+--------+--------+--------+

第1局 10月23日(火) 岐阜県 岐阜市 「十八楼」
第2局 11月 8日(木) 高知県 高知市 「ザ クラウンパレス新阪急高知」
第3局 11月21日(水) 静岡県 静岡市 「浮月楼」
第4局 12月 7日(金) 東京都 渋谷区 「東京将棋会館」
第5局 12月20日(火) 東京都 渋谷区 「東京将棋会館」


÷  丹善人  ÷