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タイトル女流王座戦二次予選、高浜愛子VS石本さくら
記事No1176   [関連記事]
投稿日: 2020/07/03(Fri) 17:48
投稿者丹善人
リコー杯女流王座戦二次予選、最終組の高浜愛子VS石本さくらの対局は、
128手で後手の石本さくらが勝ち本戦出場を果たしました。
これで「二次予選通過者全12名が決定。シードの4名を合わせて
16名での本戦が行われます。

先手高浜愛子、四間飛車に対し、後手石本さくらは角頭歩を選択。2筋の歩を
5段目まで伸ばした後、角交換。向かい飛車に回ります。先手は3四の
歩と8三歩の両当たりの角打ち。。さすがに成り込みは許されず、3四の歩を
取ることに。

後手は2筋をついて歩の交換から、先手角を動けなくしてから銀上げで2筋からの
攻めを見せます。次に角も加えての攻めが見えるので先手は受けの手を見せますが、
あっさりと銀で取られて駒損。それでも角張を避ける手に出る先手に後手は
銀交換から角頭を攻めます。
逃げようとしても、追い詰められるばかりでついに角が死にました。
思えば角貼りの時点でこれは無理筋だったようです。

やむを得ず、角金交換とする先手高浜愛子。後手石本さくらは労せず角を奪い取り
ました。
先手は角は失いましたが、金無双の陣形は固く、そうは簡単には攻められません。
対する後手は角金交換で陣形が乱されたので、まずは陣形の整備が急務という
ところ。

先手は歩切れを快勝しようと5五に出ている後手の歩を取ろうとしますが、後手は
銀上げで支えます。ならば角をいじめるのに上がった桂馬取りに歩を伸ばしますが、
後手は支えと、攻めにも活用できる遠見の角で守ります。先手はもう1枚の銀上げで
攻めをも視野に入れますが、後手は銀交換に銀が前進。ところが、これで遠見の角の
進む先が閉じたことで先手は角取りの金打ち。後手はこの角は諦めて、もう1枚の
角を貼って一気の攻めを狙います。

とりあえず金角交換で駒損を快勝した先手。後手は次に狙われそうな桂馬を飛ばして
一気の攻めを伺います。
先手は銀が上部に逃げながら角を狙い目にしますが、単騎での攻めは効果が薄く、
角に逃げ切られてしまいます。飛んだ桂馬の銀当たりに加えて、角が成り込もうと
していて、どちらかはかわせません。

先手は銀を逃げることを選択。後手は悠々と角が成って、次の桂馬取りが飛車銀
両当たりとなるので、歩を貼って受けますが、その間に2筋からの後手の攻め
が炸裂しそうです。飛車が攻めに参加されては困る先手は、金を銀にぶつけて、
戦線に近い玉を一刻も早く離脱させユトします。
後手はとりあえず自陣の傷口を塞いでから攻めを開始。金銀交換で駒を入手してから
馬が中に入り込んで、直接には香車取りを見せながら、飛車取りをも視野に入れます。

先手は桂馬香車両当たりで後手玉こびんへの角貼り。これを金で防ぎ、桂馬を
取られますが、角をとりあえず押さえ込みました。次に飛車取りに馬を動かします。
逃げるに逃げられない先手の飛車は耐え忍ぶのみ。
後手は、取れそうな飛車は取らずに、先手玉の逃げ道を狭くしたことで満足して、
玉正面から金貼りで数で潰していこうという作戦に出ます。押しつぶされそう
なのは覚悟して、先手は切り合いに活路を見いだそうとします。

先手は桂馬2枚を生かしての攻めを見せます。先に仕掛けたのは後手。2枚の金を
突入させて金銀交換。もう1枚の金が角当たりになったところで、先手が玉頭に
桂馬を支えに銀を打ち込んで金銀交換。成桂を食った玉に、もう1枚の桂馬を貼って
玉が逃げます。この桂馬を支えに金貼りでさらに玉を奥に押し込んで角が出ます。

後手はこの隙に攻めきれるのか長考。とりあえずは早逃げをしておいて、先手が
攻めのために持ち駒を使い切るだろうと見越して攻めに出ることを選択。
先手も手が切れる前に拠点を作っておくことにして駒を温存します。

手番が回った後手石本さくらの攻撃開始。先手高浜愛子は縫う玉に期待をかけます。
攻めながら先手の攻め駒を消去することで安全となった後手は先手玉を押し返して
ほぼ質駒となっている飛車を入手。一手隙とはなりましたが、攻めに置いていた
駒が取られてしまっては攻めようがない先手。後手はしっかり2枚の飛車で入玉
してきた先手玉をおさえつけました。

序盤角を奪われていきなり劣勢となった先手高浜愛子でしたが、自陣の堅さを信じて
何とか持ちこたえ、逆に駒得となった後手石本さくらは、自陣が不安定なのが
気になり、有効な攻めが見つけられずに苦戦となりましたが、先手の残りの大駒を
押さえ込んだことで優位には立ちましたが、先手の反撃で危うい場面もある中、
なんとか勝ちにつなげる辛勝となりました。


【第10期リコー杯女流王座戦二次予選】女流王座:西山 朋佳

本戦シード:(前期女流王座、前期ベスト4)
里見 香奈女流四冠  伊藤 沙恵女流三段
岩根 忍 女流三段  加藤 桃子女流三段

本戦出場決定
・山根ことみ女流二段  ・藤井 奈々女流初段  ・山口恵梨子女流二段
・上田 初美女流四段  ・水町 みゆ女流初段  ・中澤 沙耶女流初段
・鈴木 環那女流二段  ・中村真梨花女流三段  ・甲斐 智美女流五段
・室谷 由紀女流三段  ・中村 桃子女流初段  ・石本さくら女流初段


山根ことみ女流二段---+
           +-山根ことみ女流二段
中井 広恵女流六段---+

本田小百合女流三段---+
           +-藤井 奈々女流初段
藤井 奈々女流初段---+

和田 あき女流初段---+
           +-山口恵梨子女流二段
山口恵梨子女流二段---+

上田 初美女流四段---+
           +-上田 初美女流四段
渡部 愛 女流三段---+

田中 沙紀女流3級---+
           +-水町 みゆ女流初段
水町 みゆ女流初段---+

貞升 南 女流初段---+
           +-中澤 沙耶女流初段
中澤 沙耶女流初段---+

鈴木 環那女流二段---+
           +-鈴木 環那女流二段
長谷川優貴女流二段---+

中村真梨花女流三段---+
           +-中村真梨花女流三段
渡辺 弥生女流初段---+

飯野 愛 女流初段---+
           +-甲斐 智美女流五段
甲斐 智美女流五段---+

千葉 涼子女流四段---+
           +-室谷 由紀女流三段
室谷 由紀女流三段---+

中村 桃子女流初段---+
           +-中村 桃子女流初段
堀 彩乃 女流1級---+

高浜 愛子 ●  ○ 石本さくら  128手

石本さくら女流初段---+
           +-石本さくら女流初段
高浜 愛子女流2級---+


÷  丹善人  ÷

タイトル女流棋戦7/2
記事No1175   [関連記事]
投稿日: 2020/07/02(Thu) 10:57
投稿者丹善人
倉敷藤花戦、ベスト16、あと一人。

【第28期倉敷藤花戦】倉敷藤花:里見 香奈

ベスト16まで

[7・8ブロック]

中村真梨花 ○  ● 上田 初美

甲斐 智美女流五段-+
          +-甲斐 -+
和田 あき女流初段-+    |
              +-甲斐 -+
ョ本 菜奈女流初段-+    |    |
          +-堀  -+    |
堀 彩乃 女流1級-+         |
                   |
清水 市代女流七段-+         |
          +-中村真-+    |
中村真梨花女流三段-+    |    |
              +-中村真-+
塚田恵梨花女流初段-+    |
          +-上田 -+
上田 初美女流四段-+


÷  丹善人  ÷

タイトル女流王座戦二次予選、藤井奈々VS本田小百合
記事No1174   [関連記事]
投稿日: 2020/07/01(Wed) 20:55
投稿者丹善人
リコー杯女流王座戦二次予選、藤井奈々VS本田小百合の対局は、125手で
先手の藤井奈々が勝ち、本戦出場を果たしました。

先手藤井奈々は居玉のまま中飛車に。後手は居飛車から矢倉か穴熊か。
先手が美濃に移行する間に後手は穴熊に潜りました。
お互い守りを固める間に、先手は飛車を7筋に回して三間飛車に。
後手は飛車を4段目に上げて7四の地点を守ります。

5筋の歩の交換で後手は飛車を5筋に回します。先手も角を下げて
飛車を上げてから角を上げて位置を交換します。
ようやく先手が飛車当ての銀を上げ、戦闘開始となりました。

先手は7筋の歩を伸ばしますが、後手は銀当てに歩を伸ばし、攻撃を
和らげようとします。銀取りを無視して先手は歩が成り込みます。
銀は取られましたが、と金を作った先手は飛車も成り込む準備。

後手は8筋6筋と歩を突き捨て、角を使わせないようにしますが、
先手は飛車成りは確実と見てじっくり機会を待ちます。何しろ後手の
穴熊は完璧なので、簡単には崩せません。そこで先手はと金を作って
じっくり寄せることに。
後手は先手飛車先に歩を貼って飛車成りを阻止しますが、先手はあまり
飛車成りにはこだわっていない様子。

後手は守り駒の金1枚を攻め駒として前進。先手がと金を銀腹に寄せても
穴熊の堅さを信じて攻めます。
後手の攻めを受けながら先手藤井奈々は飛車を回して角との交換を要求。
後手本田小百合がこれに応じて飛車角交換。すかさず後手は先手玉の横を
開けて、角金両当たりの飛車の打ち込み。これは金取りが詰めろに
なるので、先手は交換したばかりの角を守りに使います

飛車を下段で使いたい後手はあえて角は取らず、後手玉のこびんに利いて
いる角道を遮りながら金取りを狙いますが、金が2段目に上がって、ここで
斜め駒があれば一気に先手玉絵御寄せられるところ、銀を使ってしまって、
手がつながりません。ならばと銀成りで角取りに出ますが、さらりとかわします。

しかしもう1枚の飛車も先手陣に成り込むことが出来た後手は先手玉に詰めろで
迫ります。やはり穴熊は遠かった。後手の攻めをぎりぎりかwっしながら、
隙があれば後手穴熊玉にと金を寄せて行く先手。一手違いの攻めはぎりぎり
先手の攻撃が優ったようで、後手が先手玉に迫る直前に詰めろまで持って来ることが
できました。

ぎりぎり速度計算で読み勝った先手藤井奈々が、あと一歩と迫りながらも、
的確な寄せを見つけられなかった後手本田小百合の攻撃を逃げ切って、後手玉を
追い詰めました。


【第10期リコー杯女流王座戦二次予選】女流王座:西山 朋佳

本戦シード:(前期女流王座、前期ベスト4)
里見 香奈女流四冠  伊藤 沙恵女流三段
岩根 忍 女流三段  加藤 桃子女流三段

本戦出場決定
・山根ことみ女流二段  ・藤井 奈々女流初段  ・山口恵梨子女流二段
・上田 初美女流四段  ・水町 みゆ女流初段  ・中澤 沙耶女流初段
・鈴木 環那女流二段  ・中村真梨花女流三段  ・甲斐 智美女流五段
・室谷 由紀女流三段  ・中村 桃子女流初段  ・


藤井 奈々  ○  ● 本田小百合  125手

本田小百合女流三段---+
           +-藤井 奈々女流初段
藤井 奈々女流初段---+


÷  丹善人  ÷

タイトル女流王座戦二次予選、中澤沙耶VS貞升南
記事No1173   [関連記事]
投稿日: 2020/07/01(Wed) 20:55
投稿者丹善人
リコー杯女流王座戦二次予選、中澤沙耶VS貞升南の対局は、141手で
先手の中澤沙耶が勝ち、本戦出場を果たしました。

本日タイトル戦が行われている藤井総太七段のきょうだい弟子である
先手中澤沙耶(先にプロになっているのも弟子入りが先なのも彼女だが、
自らは妹弟子と称している)、後手貞升南、相居飛車の出だしに、
先手は角替わり。先手が金銀を上げて右玉に構えると。後手は4二に玉を
すえます。

先手が金を後手が玉を千日手模様に動かした後、先手が左銀を引いたタイミングで
8筋での歩の交換。横歩を取られないように先手は銀を上がります。
8筋の傷は消して、後手の飛車は再び下段に。

後手は先手からの攻めを催促。乗って先手は2筋で歩の交換。ここも歩を貼って
先手の飛車もまたまた下段に。お互い手が進まないまま時間が経ち、ようやく
8五で桂馬の交換。先手が7筋の歩を突いて、守りの銀を上げさせて歩を
打ち込みますが、ここも歩でささえて膠着状態に。

先手は後手が打った歩の隙間を狙っての角の打ち込み。玉の守り駒が動けば
飛車が成り込めるという算段か。後手は玉御守りに使います。
先手は歩の交換で角成りが出来ました。後手は飛車を玉の下に滑り込ませます。
先手は6筋の歩を突いて攻めの継続。銀を下げて守る後手ですが、先手は
馬が支えについてのびのびと攻めを続けます。

角貼りで馬を消そうという後手ですが、これは渡りに船。角交換で先手を
取っての歩の銀当たりの突き捨てからの角打ちで、銀香両当たりとなり、
駒を取りながら再び馬ができるという。
後手は再度両方を受ける角打ち。この角が追われるならばなり捨てて
勝負に出ようという所か。

先手中澤沙耶は銀上がりで角を動かそうとしますが、予定通り、後手貞升南は、
角切りで先手陣を乱し、当たりになっている銀に紐を付けます。ならばと、
こちらも予定通りに後手は香車取りで馬を作ります。守ってばかりでは
勝ち目がない後手は、先手玉の守り駒が少ない今がチャンス。3筋からの
攻めを開始します。

3一に回っていた飛車を生かすように3筋を開けて飛び込む準備の先手。
先手は玉の守りの最後の銀をも使って3筋を守り切ろうとしますが、
桂銀交換で玉は裸に。後手は5筋の歩を突いて、中央に拠点を作ろうと
します。
狙い通り先手の歩を釣り上げて裸玉を狙って後手は5六金と拠点を
作りました。先手はここは一気に攻めるしかないと判断。後手が開いた
3筋を利用して桂馬貼りで後手陣を乱します。

駒が入った後手貞升南は直接先手玉に王手。先手中澤沙耶は受けきれると
判断したのか。対する後手は攻めは続かないと判断。せっかく開いた
3筋の飛車道を自ら閉じることに。
余裕のある先手は後手玉の逃げ道が塞がったと言うことで、今度は
5筋の銀を直接狙い目に。釣り上げての桂馬貼り。銀は取られても仕方が
無いと歩で支えて粘ります。

先手は桂銀交換から金を釣り上げての玉のこびんを狙っての角貼り。
後手はこの角を動かそうと角頭に歩を貼りますが、今さら角は逃げません。
3筋に銀を打ち込み、駒の精算で後手玉も裸にし、角切りから待望の
飛車の成り込みを果たして馬も玉下段からの挟撃態勢に持ち込んで、
一気に後手玉を寄せきりました。


【第10期リコー杯女流王座戦二次予選】女流王座:西山 朋佳

本戦シード:(前期女流王座、前期ベスト4)
里見 香奈女流四冠  伊藤 沙恵女流三段
岩根 忍 女流三段  加藤 桃子女流三段

本戦出場決定
・山根ことみ女流二段  ・  ・山口恵梨子女流二段
・上田 初美女流四段  ・水町 みゆ女流初段  ・中澤 沙耶女流初段
・鈴木 環那女流二段  ・中村真梨花女流三段  ・甲斐 智美女流五段
・室谷 由紀女流三段  ・中村 桃子女流初段  ・


中澤 沙耶 ○  ● 貞升 南  141手

貞升 南 女流初段---+
           +-中澤 沙耶女流初段
中澤 沙耶女流初段---+


÷  丹善人  ÷

タイトル西山朋佳、棋聖戦連勝!
記事No1172   [関連記事]
投稿日: 2020/06/30(Tue) 17:36
投稿者丹善人
ヒューリック杯棋聖戦に出場している西山朋佳奨励会三段は
1・2回戦を勝ち上がりました。3回戦は片上大輔と。

棋聖戦一次予選 1回戦

泉 正樹  ●  ○ 西山 朋佳  58手

棋聖戦一次予選 2回戦

西山 朋佳 ○  ● 渡辺 和史  137手


÷  丹善人  ÷

タイトル女流王座戦二次予選 中村桃子VS堀彩乃
記事No1171   [関連記事]
投稿日: 2020/06/30(Tue) 17:05
投稿者丹善人
リコー杯女流王座戦二次予選、中村桃子VS堀彩乃の対局は117手で
先手の中村桃子が大逆点で勝ち、本戦出場を果たしました。

先手中村桃子、3手目1六歩と突いて、振り飛車美濃宣言。後手堀彩乃は
8筋の歩を突いていきます。先手はその後四間飛車に振り、後手は矢倉模様に
進めていきます。
後手は中央から銀が進出。先手は玉頭2筋を突き合い、後手が角を4四に
上げます。先手は歩を突いてこの角を追い返します。
後手は金無双に組みました。対する先手はダイアモンド美濃を完成。

戦いは後手から角道をこじ開けての角交換。上がった桂馬当てに再度3三に
角貼り。これを5五歩と止めますが、後手はこれに乗じて銀が上がります。
先手も銀上げで対抗します。後手は8筋をついて飛車の成り込みを見せると、
先手も6筋をついてなり込みを見せます。お互い成り込みは後回しで、
相手の飛車先を止めることに。お互い5筋にあった銀が6筋のそれぞれの
歩を取り払います。

先手は4五に貼った角が成り込める状態なので、後手は歩を貼って阻止。
先手はここで桂馬交換に出て、飛車角のどちらかが成り込もうと狙います。
後手は先に角成りで飛車をまず止めようとします。さらに桂馬上げで
角を移動させて、銀交換に出た先手に対して銀を交わして角当たりとします。
これは角の逃げ場は1カ所しか無く、ほとんど捕まったも同然です。

先手中村桃子は後手玉前の歩をこじ開け、銀が動くことで角を助けようと
試みますが、後手堀彩乃は丁寧に応じて、銀が動いたところで角を取り、
さらに馬も好位置に付けて先手玉に圧力をかけます。
何とか駒交換から桂馬貼りから桂馬成りで後手の飛車を酢煮に追いやり、
飛車を成り込ませます。

後手は浮いた金当てにもなり、先手守り駒2枚の内の1枚を狙う角打ち。
後手は飛車の守りを避けて龍を1段目まで進入。後ろが弱い後手玉は
受けの桂馬打ち。とりあえず玉側の金を引きつけた後、先手は下から金打ちの
攻め。後手は攻防の桂馬を飛ばします。

先手赤村桃子の金での王手も、3段目に逃げ道を開いた後手堀彩乃は
飛車の横の守りを利かせて逃げます。ならば角馬両当たりの桂馬打ちとする
先手ですが、ここは馬はすでに切る予定。さらに飛んだ桂馬も切って、
角成りが先手玉の側に着地。詰めろがかかりました。

しかし角を手にした先手も下からがダメなら上からの抑えでどうだと、
桂馬打ちで玉のこびんをこじ開け、攻防の角打ちでの王手。これを後手は
角筋を剃らせる狙いの中合い。持ち駒が銀1枚の先手は攻めが続きません。
なので形作りの金寄り。後手は合駒に使った桂馬をも攻め駒として、
馬も切って金銀3枚を手にしての寄せ。はたして駒は足りているのか。

どうやら後手堀彩乃の計算違いか。1枚駒が足りず、急遽受けに回ることに。
大逆点が生じて。持ち駒十分の先手中村桃子が負け勝負を拾いました。


【第10期リコー杯女流王座戦二次予選】女流王座:西山 朋佳

本戦シード:(前期女流王座、前期ベスト4)
里見 香奈女流四冠  伊藤 沙恵女流三段
岩根 忍 女流三段  加藤 桃子女流三段

本戦出場決定
・山根ことみ女流二段  ・  ・山口恵梨子女流二段
・上田 初美女流四段  ・水町 みゆ女流初段  ・
・鈴木 環那女流二段  ・中村真梨花女流三段  ・甲斐 智美女流五段
・室谷 由紀女流三段  ・中村 桃子女流初段  ・


中村 桃子 ○  ● 堀 彩乃  117手

中村 桃子女流初段---+
           +-中村 桃子女流初段
堀 彩乃 女流1級---+


÷  丹善人  ÷

タイトル女流王座戦二次予選 長谷川優貴VS鈴木環那
記事No1170   [関連記事]
投稿日: 2020/06/30(Tue) 16:43
投稿者丹善人
リコー杯女流王座戦二次予選、長谷川優貴VS鈴木環那の対局は94手で
後手の鈴木環那が勝ち、本戦出場を果たしました。

先手長谷川優貴、先手番ゴキゲン中飛車美濃に、後手鈴木環那は居飛車から
玉を左に以降、矢倉か穴熊か、金銀4枚を玉に寄せて行きます。
先手が飛車を4筋に回し、金銀を飛車回りに集める間に、後手は穴熊に
潜ります。

先手からの4筋の攻めに後手は飛車を4段目に上げて横利きをきかせますが、
先手は角を上げて飛車を脅かし、さらに5筋の歩を突いて横利きを止めて
4筋の歩の交換で金を上げさせます。これを守ろうと4四の歩を飛車で取り
ますが、先手は銀上がりで飛車を隅に追いやります。

先手の攻めの角をいじめようと金を上げますが、先手は9筋飛車先の歩を上げて
取ろうという所。交換やむなしと判断した先手はせめて先手の飛車が活躍
しないように飛車先を止めようとします。
先手は銀で飛車頭の歩を取り去りますが、後手は飛車角交換を選択。角を取った
金と銀を交換。上がった桂馬取りに角を貼ります。この角が先手玉の頭を
狙っているので、先手は銀を近づけて守ります。

後手鈴木環那は桂馬を奪い、さらに奪った桂馬を貼り付けて寄せを狙いますが、
先手長谷川優希も飛車の打ち込みで穴熊崩しを狙います。お互い守りが
金銀3枚と大駒で、寄せきるのはまだまだ時間がかかりそうです。

両者攻め駒を足しますが、両者とも自陣を引き締め、まだまだ先が長いです。
先に攻めたのは後手鈴木環那。先手陣を乱してからの角成りの香車取り。
先に貼った桂馬と香車の飛び道具で攻め崩そうと狙います。
攻めが難しい先手長谷川優希は守りに徹することに。
とりあえず要の桂馬を払いましたが、後手は馬を引きつけ、一気に攻める
姿勢も見せます。守りに飛車を回す先手ですが、銀貼りで馬を守ります。
しかし攻め駒の銀を馬の守りに使ったことで攻めが若干遅れることになりそうな。

先手はチャンスとばかりに、奪った桂馬で直接攻撃に。角を守りに引く
後手ですが、ここで先手は飛車切りで銀を奪います。この飛車を食えば、
馬が先手玉のこびんがからずれて攻めが遅れます。ただで取られそうだった
桂馬が銀と交換となり、後手陣も若干守りが薄くなりました。

先手は角前の香車を釣り上げて角頭に銀打ち。後手は香車と金との交換で
先手の守り駒を1枚減らしましたが、これは先手玉の逃げ道を開いたことにも
なり、はたして良い手だったのかどうか。

後手は角を交わして2枚角の攻め。さらに飛車も打ち込んで大駒3枚が
襲いかかります。必死に受けようとする先手長谷川優希でしたが、
さらに駒を足す後手鈴木環那の前に投了もやむなしとなりました。


【第10期リコー杯女流王座戦二次予選】女流王座:西山 朋佳

本戦シード:(前期女流王座、前期ベスト4)
里見 香奈女流四冠  伊藤 沙恵女流三段
岩根 忍 女流三段  加藤 桃子女流三段

本戦出場決定
・山根ことみ女流二段  ・  ・山口恵梨子女流二段
・上田 初美女流四段  ・水町 みゆ女流初段  ・
・鈴木 環那女流二段  ・中村真梨花女流三段  ・甲斐 智美女流五段
・室谷 由紀女流三段  ・  ・


長谷川優貴 ●  ○ 鈴木 環那  94手

鈴木 環那女流二段---+
           +-鈴木 環那女流二段
長谷川優貴女流二段---+


÷  丹善人  ÷

タイトル女流王座戦二次予選 和田あきVS山口恵梨子
記事No1169   [関連記事]
投稿日: 2020/06/30(Tue) 15:45
投稿者丹善人
リコー杯女流王座戦二次予選、和田あきVS山口恵梨子の対局は110手で
後手の山口恵梨子が勝ち、本戦出場を果たしました。

先手和田あき、居飛車から銀冠に進み、後手山口恵梨子は9筋の歩を
突き合ってから角道を止める純粋中飛車に出て。美濃に囲います。
後手は簡単には先手に銀冠はさせないと、桂馬も上げて玉頭にプレッシャーを
かけます。

後手が銀を上げ、金を守りに近づける間に先手は銀冠に以降終わり。さらに
穴熊に潜ろうとするところで後手は8筋を突きます。8筋の歩を消去させて
穴熊ながら周面に傷が付いた状態の先手。後手が自陣の整備に回る間に
傷を塞ぎます。後手はしっかり1筋狙いに駒を集めます。

後手は飛車を5一に下げ、5筋の歩の交換で再度5一に戻ります。
傷を埋めるばかりの先手に、後手は銀角も前進。中央からの突破を
はかります。先手も攻めの機会を狙いますがすっかり押さえ込まれるばかし。
その間にも後手は盛んに揺さぶりをかけます。

押さえ込まれて自由が利かない先手は、銀を上げて銀交換に。さらに金を
上げて角との交換。一見先手の方が駒得の交換のように見えますが、
後手は穴熊崩しに必要なカナ駒を得たことになり、いよいよ後手の穴熊
崩しが始まりました。

後手は攻防の角打ちで攻めの要になっている後手の桂馬を払おうとしますが、
後手は飛車先を止めている歩を飛車で払って桂馬を守りますが、銀上がりで
飛車が交替。さらに先手は先を考えての後手の守りの銀魂に歩貼り。
銀が逃げれば飛車道が止まることになり、食えば守りが弱体化し、桂馬取りが
有利に働きます。考慮の結果、後手は歩を取ることに。先手は角上がりで
後手玉を睨むことになり、希望をつなぎました。

後手山口恵梨子はこの角狙いと飛車の成り込みを狙っての4三に飛車移動。
最後のお願いと、先手和田あきはばっさりと角切り。眠っていた飛車を
5筋に回して成り込もうとします。後手は成り込みでの王手飛車金取りを
何としてでも阻止したいはずなのですが、なんと飛車先を止めずに
いきなり穴熊崩しの金取りに。飛車を取られても先手玉を詰ませると
思ったのか。

当然先手は飛車成りの王手。歩で受けますが、金または飛車取りの間に
角打ちが必至になります。受ける手がなくなった先手は最後の王手を
かけてから投了。山口恵梨子の完勝となりました。


【第10期リコー杯女流王座戦二次予選】女流王座:西山 朋佳

本戦シード:(前期女流王座、前期ベスト4)
里見 香奈女流四冠  伊藤 沙恵女流三段
岩根 忍 女流三段  加藤 桃子女流三段

本戦出場決定
・山根ことみ女流二段  ・  ・山口恵梨子女流二段
・上田 初美女流四段  ・水町 みゆ女流初段  ・
・  ・中村真梨花女流三段  ・甲斐 智美女流五段
・室谷 由紀女流三段  ・  ・


和田 あき ●  ○ 山口恵梨子  110手

和田 あき女流初段---+
           +-山口恵梨子女流二段
山口恵梨子女流二段---+


÷  丹善人  ÷

タイトル女流王将戦今週放送結果&週間女流棋戦6/27
記事No1168   [関連記事]
投稿日: 2020/06/27(Sat) 19:22
投稿者丹善人
本日開幕しました女流王将戦本戦(放送)結果と週間女流棋戦です。

【第42期霧島酒造杯女流王将戦本戦】女流王将:西山 朋佳

本田小百合 ●  ○ 伊藤 沙恵  98手

伊藤 沙恵女流三段-------+
             +-伊藤 -+
本田小百合女流三段-------+     |
                  +-   -+
室田 伊緒女流二段-------+     |    |
             +-   -+    |
上田 初美女流四段-------+         |
                      +-   -+
藤井 奈々女流1級-------+         |    |
             +-   -+     |    |
室谷 由紀女流三段-------+     |     |    |
                  +-   -+    |
山根ことみ女流二段-------+     |         |
             +-   -+         |
加藤 桃子女流三段-------+              |
                            +-
山口恵梨子女流二段-------+              |
             +-   -+         |
ョ本 菜奈女流初段-------+     |         |
                  +-   -+    |
石本さくら女流初段-------+     |    |    |
             +-   -+    |    |
塚田恵梨花女流初段-------+         |    |
                      +-   -+
中村真梨花女流三段-------+         |
             +-   -+     |
竹部さゆり女流四段-------+     |     |
                  +-   -+
香川 愛生女流三段-------+     |
             +-   -+
里見 香奈女流四冠-------+


【今週の対局結果】
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|6月22日(月曜日)                    |
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|伊藤 沙恵  |●|○|中倉 宏美  |倉敷籐花戦   |2回戦|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|6月23日(火曜日)                    |
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|西山 朋佳  |○|●|青嶋 未来  |新人王戦    |3回戦|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|千葉 涼子  |●|○|室谷 由紀  |女流王座二次予選|予決勝|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|6月26日(金曜日)                    |
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|田中 沙紀  |●|○|水町 みゆ  |女流王座二次予選|予決勝|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|上田 初美  |○|●|渡部 愛   |女流王座二次予選|予決勝|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|甲斐 智美  |○|●|飯野 愛   |女流王座二次予選|予決勝|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|中井 広恵  |●|○|山根ことみ  |女流王座二次予選|予決勝|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|6月27日(土曜日)                    |
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|本田小百合  |●|○|伊藤 沙恵  |女流王将戦本戦 |1回戦|放送
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
【次週の対局予定】
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|6月30日(火曜日)                    |
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|西山 朋佳  | | |泉 正樹   |棋聖戦一次予選 |1回戦|※携帯中継
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|中村 桃子  | | |堀 彩乃   |女流王座二次予選|予決勝|中継
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|山口恵梨子  | | |和田 あき  |女流王座二次予選|予決勝|中継
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|鈴木 環那  | | |長谷川優貴  |女流王座二次予選|予決勝|中継
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|7月1日(水曜日)                     |
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|貞升 南   | | |中澤 沙耶  |女流王座二次予選|予決勝|中継
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|本田小百合  | | |藤井 奈々  |女流王座二次予選|予決勝|中継
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|上田 初美  | | |中村真梨花  |倉敷籐花戦   |2回戦|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|7月3日(金曜日)                     |
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|石本さくら  | | |高浜 愛子  |女流王座二次予選|予決勝|中継
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|7月4日(土曜日)                     |
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|里見 香奈  | | |上田 初美  |C麗戦五番勝負 |第1局|中継
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|山口恵梨子  | | |ョ本 菜奈  |女流王将戦本戦 |1回戦|放送
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
※勝てば午後から木下 浩一渡辺 和史の勝者と


÷  丹善人  ÷

タイトル女流王座戦二次予選 甲斐智美VS飯野愛
記事No1167   [関連記事]
投稿日: 2020/06/26(Fri) 17:09
投稿者丹善人
リコー杯女流王座戦二次予選、の対局は、122手で
先手の甲斐智美が勝ち、本戦出場を果甲斐智美VS飯野愛たしました。

先手甲斐智美居飛車に、後手飯野愛は角銀を上げてから三間飛車に
出ました。じっくり形を決めながら、先手は舟囲いに、後手は美濃に
組んでいきます。後手が囲いを決める前に先手から4筋の歩を突きます。
駒がぶつかったまま、後手は飛車を4筋に回して準備。先手が桂馬を
上げると後手は美濃を完成させます。

ここで4筋の歩の交換。先手は2筋の歩も突いて、さらに叩きの歩。
後手は角筋を止めている銀を上げて角道を開けながら銀桂交換を要求。
角が直接にらみ合っていますが、一手得をしたいため、どちらも自分
からは交換は行いません。なので、先手は2筋の歩が成りこむ姿勢を見せ、
仕方なく後手から角交換。さらに飛車の突入を目指して、交換した
ばかりの桂馬を貼り、先手飛車を浮かせてから先手銀の腹に桂成りと
します。

ここは銀桂交換はやむを得ないところ。かさに乗った後手はもう1段
飛車を浮かせて銀の打ち込みで強引に飛車の成り込みを狙います。
飛車成りだけは防ぎたい先手は飛車取りの銀打ち。ここは下段まで飛車を
引き、後手の銀の前進は許すしかないところ。金銀交換は仕方が無いけれど、
飛車成りだけは阻止したいと、飛車道だけは止めますが、ならばと後手は
角貼りで成り込みを狙います。

角が成り込めるようには成りましたが、後手飯野愛はどうしても飛車を
成り込ませたいようで、桂馬貼りから飛車先を止めている銀を始末しようと
狙います。桂馬狙いの角打ちに出る先手甲斐智美ですが、かまわずに
後手は飛車先を止めている歩を桂馬で取ります。

それでもしつこく飛車先を止める先手。後手は飛車を取らせて桂馬成りから
先手玉に迫る手に切り替えたようですが、先を読んだ先手は角当たりの銀打ち。
これで後手の飛車角を両当たりとなってしまいました。
後手は桂馬成りで先手陣を乱して飛車角と飛車の交換で終えた後、王手角取りの
飛車の打ち込みを行いましたが、桂馬の合駒でぴったり受けられてしまいました。

適当な攻めが無くなった後手に対し、先手は後手玉のこびんを角が狙っていて
実に危険な状態。軽く自陣野「守りを元に戻した先手は後手玉への寄せをじっくりと
整えていきます。駒数と経験が豊富な先手は持ち時間が切れたのも関係なく、
自玉が安全なことを見越しての攻め。何の憂いもなく攻めだけに集中できます。

端を潰されての攻めは横には飛車と金が利いており、逃げ道はありません。
後手からの角取りも龍の道が変わったことでますます後手からの攻めが無くなり、
先手は9筋正面から駒を足していき、一気に後手玉を寄せきりました。


【第10期リコー杯女流王座戦二次予選】女流王座:西山 朋佳

本戦シード:(前期女流王座、前期ベスト4)
里見 香奈女流四冠  伊藤 沙恵女流三段
岩根 忍 女流三段  加藤 桃子女流三段

本戦出場決定
・山根ことみ女流二段  ・  ・
・上田 初美女流四段  ・水町 みゆ女流初段  ・
・  ・中村真梨花女流三段  ・甲斐 智美女流五段
・室谷 由紀女流三段  ・  ・


甲斐 智美  ○  ● 飯野 愛  122手

飯野 愛 女流初段---+
           +-甲斐 智美女流五段
甲斐 智美女流五段---+


÷  丹善人  ÷