タイトル | : マイナビ女子本戦準々決勝千葉涼子VS長谷川優貴 |
投稿日 | : 2020/12/10(Thu) 17:57 |
投稿者 | : 丹善人 |
マイナビ女子オープン本戦準々決勝、千葉涼子VS長谷川優貴の対局は,143手で先手の 千葉涼子が勝ち、自身初のベスト4に進出しました。 先手千葉涼子居飛車の出だしに、後手長谷川優希はゴキゲン中飛車。これを見て先手は 超速銀に出ます。後手も銀が上がって角頭を守ります。先手矢倉に、後手も左美濃に 組んでいきます。組み上がったところで後手は向かい飛車に変更。から2筋の歩の交換。 後手の飛車が上がったところで先手が歩で抑えて、後手だけ1歩手持ちに。 後手は3筋の歩の突き捨てから飛車の裏をついt歩を打ち込みます。と金が約束されました。 後手はと金を作った後、飛車の成り込みを阻止している桂馬を狙います。先手はやむを得ず 桂馬を飛ばし、後手の前進には歩を貼って間に合わせます。 後手は正面きっての成り込みは難しいと判断。銀上げで補助していく戦術に転換します。 銀が動いたので、先手は角道を開いて角成りを目指します。これを阻止して守り抜く後手。 お互い攻めを一時停止して守り抜く争いとなりました。 9筋で歩の交換から香車交換となりましたが、再び双方とも自陣の整備。なかなか戦いが 進まない中、先手が金を中央から前進。後手は銀桂交換で持ち駒を増やしてから 金角田楽刺しの香車打ち。歩で防ぐのも構わず金香交換となりますが、ここで先手は 先に交換して得た銀で飛車取りに。代わりに後手は角取りを狙い、お互い大駒を逃がしますが、 後手はしつこく角取りで追い詰め、先手はやむなく桂馬と∠の交換。っそれそれ持ち駒を 増やして、ようやく終盤に入ろうとします。 先手千葉涼子も後手角を追い詰め、こちらも行き場がなく、桂馬との交換。しかし後手 長谷川優希は握った手番を話さない様に、交換した桂馬を利用して先手玉の正面からの攻め。 先手も攻防の角打ちで決めに入り、気がつけば挟撃態勢が整っている先手がいつの間にか 後手玉を追い詰めていて、勝負は一瞬のうちに片が付いてしまいました。 【第14期マイナビ女子オープン本戦】女王:西山朋佳奨励会三段 千葉 涼子 ○ ● 長谷川優貴 143手 清水 市代女流六段---------+ +-千葉 -+ 千葉 涼子女流四段---------+ | +-千葉 -+ 長谷川優貴女流二段---------+ | | +-長谷川-+ | 竹部さゆり女流四段---------+ | +- -+ 加藤結李愛女流初段---------+ | | +-里見 -+ | | 里見 香奈女流四冠---------+ | | | +- -+ | 脇田菜々子女流初段---------+ | | +-塚田 -+ | 塚田恵梨花女流初段---------+ | +- 伊藤 沙恵女流三段---------+ | +-伊藤 -+ | 宮澤 紗希 ア マ---------+ | | +- -+ | 鈴木 環那女流三段---------+ | | | +-鈴木 -+ | | 香川 愛生女流三段---------+ | | +- -+ 村田 智穂女流二段---------+ | +-渡辺 -+ | 渡辺 弥生女流初段---------+ | | +- -+ 甲斐 智美女流五段---------+ | +-甲斐 -+ 加藤 桃子女流三段---------+ ÷ 丹善人 ÷