タイトル | : 女流王座戦一次予選1回戦、山田久美VS礒谷真帆 |
投稿日 | : 2021/05/08(Sat) 12:07 |
投稿者 | : 丹善人 |
リコー杯女流王座戦1回戦山田久美VS礒谷真帆の対局は、103手で先手の山田久美が勝ち、 午後から行われる予選決勝に進みました。 先手山田久美、後手礒谷真帆相居飛車の出だしに、後手は角道を止め、金銀を上げて 守ろうという所。先手は桂馬を上げて牽制します。後手は角を下げて8筋での攻めに 参加させます。その間、先手は4筋で銀交換。下げた角当てに歩を打ち込んで揺さぶります。 後手は角を逃がしますが、先手は銀が進出、後手玉に一気に迫ろうという所。先手は 銀交換で飛車が出ようとします。なんとか飛車の前進だけはくい止めようようという後手。 飛車を釣り上げて銀での飛車金当たりの割り打ちを行いますが、金を取っている間に 手番が先手にわたり、自玉が危うくなるので、割り打ちは空振りとなってしまいました。 しかし守りを固めて自玉を安全にしてからの再度の攻め。打ち込んだ銀が役に立って、 飛車角交換から打ち込んだ飛車をしっかり支えます。先手も攻めをなんとか間に合わせ、 後手玉を飛車の守り1枚にして襲いかかります。 後手礒谷真帆もしっかり先手玉を追い詰めようとしますが、後手山田久美は逃げ切りを果たし、 攻め駒もなく、逃げ切った先手がからくも勝利を収めました。 ÷ 丹善人 ÷