千 日 亭
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タイトル マイナビ五番勝負第1局
投稿日: 2018/04/10(Tue) 17:10
投稿者丹善人

西山朋佳奨励会三段が加藤桃子女王に挑戦する、マイナビ女子オープン五番勝負
第1局は、112手で後手の加藤桃子が先勝しました。

先手西山朋佳四間飛車に後手加藤桃子居飛車の対抗形。先手が美濃に囲うと後手は
玉を1二に置いて初代女王矢内理絵子が得意にしていた菊水矢倉に構えます。
折しも、最新例は矢内と甲斐智美が戦った第1期マイナビ五番勝負だとのこと。
両者1〜3筋の歩を伸ばして玉頭からの攻撃に備えての守りを固めます。

両者睨み合いで4段目6段目に駒が集結、午後になってようやく8筋5筋での歩の
付き合いが始まりました。先手が中央に銀を押し出せば、後手は桂馬を上げ、角を
6四に上げて対抗。先手が5筋での歩の交換から銀を角当てに出せば、後手は桂馬を
飛ばして先手の飛車に当てます。下がった飛車に歩を貼ってと金作りをはかります。
8筋に飛車を逃がす先手ですが、後手は飛車をぶつけて大駒交換を迫ります。

あくまで交換拒否の先手ですが、後手は桂馬を飛ばして角銀交換から飛車の成り込みを
はかります。先手も飛車成りを優先、結果的に先手の銀損と、桂馬交換からのお互いに
角を持ち合う形で飛車成りを成立させました。
駒損をしている先手は端歩を突いて挟撃の攻め。対する後手はと金を作って横からの
攻めを開始します。

手番を握っている先手は端歩の交換から香車を延ばし、歩で受ける後手に対して
桂馬打ちで攻めの継続。後手はその後続くであろう横からの攻めをにらんで、金を
竜に当てます。先手はとりあえず桂銀交換からあくまで端を狙います。

先手は後手玉の正面に歩を貼り付け、竜が底から狙い、さらには攻防の角打ち。
後手はとりあえず角を守りから離して攻めの準備。先手の持ち駒に限りがあるので、
ここをしのぎきれば攻めが間に合うと見ています。

角が動いた瞬間、ここが勝負所と読んだ後手加藤桃子は持ち駒2枚の桂馬を
生かしての端攻撃。先手西山朋佳も3筋の歩を開けて角を守りに生かそうと
しますが、かまわず後手は龍切りから桂馬の成り込み。玉を釣り上げて再度の
桂馬打ちから銀張りで守りの角と交換.先手の守り駒がなくなったことで、
底からの角打ちが決まり、一気の寄せから先手玉を寄せきりました。

終わってみれば終始優勢に進めていた女王加藤の経験が優った試合展開となり、
女王5期制覇による初代永世女王に向けての好発進となりました。


【第11期マイナビ女子オープン五番勝負】

西山 朋佳 ●  ○ 加藤 桃子

+------+------------------+--------+--------+--------+--------+--------+
|   |  氏  名   | 第1局 | 第2局 | 第3局 | 第4局 | 第5局 |
+------+------------------+--------+--------+--------+--------+--------+
|女王 |加藤桃子奨励会初段|  ○  |  先  |     |  先  |     |
+------+------------------+--------+--------+--------+--------+--------+
|挑戦者|西山朋佳奨励会三段| 先● |     |  先  |     |     |
+------+------------------+--------+--------+--------+--------+--------+
|   |         |112手|   手|   手|   手|   手|
+------+------------------+--------+--------+--------+--------+--------+

第1局 4月10日(火) 神奈川県秦野市「元湯 陣屋」
第2局 4月25日(水) 山梨県甲府市「常磐ホテル」
第3局 5月16日(火) 福島県郡山市「華の湯」
第4局 5月24日(水) 東京都渋谷区「東京・将棋会館」
第5局 6月 5日(火) 東京都渋谷区「東京・将棋会館」


÷  丹善人  ÷


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