千 日 亭
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タイトル 女流王座戦二次予選 竹俣紅VS里見咲紀
投稿日: 2018/06/07(Thu) 16:38
投稿者丹善人

女流王座戦二次予選、竹俣紅VS里見咲紀の対局は、140手で後手の竹俣紅が勝ち、
本戦に進出しました。

先手里見咲紀、先手番ゴキゲン中飛車に対し、後手竹俣紅居飛車から金銀を中央に集め
5筋を守ります。お互い玉は美濃に囲い、中央での戦いに備えます。
後手が角を3三に上げると、先手は飛車を6筋に振りました。それを見て後手は
歩越しの飛車狙いに角を移動。歩を守る為に先手は囲いを崩して銀を上げました。

先手は玉の守りが不安定なまま、ここで6筋からの攻めを決行。歩の交換で飛車が6七に移動して角の直接当たりを避けた後、再度歩の交換。今度は銀が前に出ます。
後手は銀が動いたのを見て4筋の歩を突き角道を通すと、今度は8筋の歩を突き、
さらに先手飛車頭に歩を貼って先手の角を動かしてから飛車が前進。先手の飛車先を
歩で止め、飛車角を動き辛くしてから中央からの攻めを見せます。攻めの手が
見えない先手はその間に玉側に金を寄せて守りを固めます。

後手は6筋の銀を上げて攻めていく構え。対する先手は後手の角を攻め、下段に
下げさせて飛車を4筋に回してここから攻めていこうとします。これを見て
後手はチャンスとばかりに6筋5筋の歩を突いて飛車の成り込みに成功。
先手は挽回とばかりにあくまで4筋の攻撃を開始します。

先手は角が押さえ込まれているので、打開で角の前にある銀狙いに歩を打ちますが、
後手はこれを桂馬で取ります。お互いに桂馬を手持ちに出来ると一気に終盤に
入るところで、しばし態度保留。銀交換で後手側も押さえ込まれた形になっている
竜を使いやすくしてから勝負しようとします。

先手は9一の香を角で取り、後手は使えなかった角が4四に飛び出します。
先手は馬がそっぽを向いた形に対して後手は駒がすべて攻めに参加し出しました。
先手は桂馬の守りに上がった金を取られないようにしてから桂馬交換。続けて
4三に歩を打ち込み攻撃を開始しました。

後手玉のこびんが開いたので、先手里見咲紀は馬を呼び戻して王手。後手竹俣紅は
なけなしの桂馬を合駒にするよりなく、かさにかかった先手は銀打ちで後手の角を
捕獲。調子よく先手の攻めが続きます。

後手は飛車金への割り打ちの銀打ちに出ますが、これはまだまだ先手玉には遠く、
先手はこれを放置。攻め駒を足して一気に攻めかかります。しかし土壇場で読み
抜けがあったのか、一瞬の隙を突いて後手も先手玉に押しかかります。
持ち駒1枚を使って受けるしかない先手。駒は足りているのか。

とうとう後手玉を必至まで追い詰めた先手里見咲紀ですが、先手玉が詰んでも
おかしくない状況。持ち時間のない竹俣紅ですが、持ち駒十分を生かして
落ち着いた手つきで先手玉に迫っていきます。
最後はしっかり先手玉を詰ませた竹俣紅でした。
終盤香車を温存していたら里見咲紀に勝ちが見えていた場面でしたが、
一手の間違いでの逆転となりました。


【第8期リコー杯女流王座戦二次予選】女流王座:里見 香奈女流五冠

本戦シード:(前期ベスト4)
加藤桃子奨励会初段  香川 愛生女流三段
西山朋佳奨励会三段  室田 伊緒女流二段

本戦出場決定
・  ・  ・
・  ・  ・
・  ・藤井 奈々女流2級  ・竹俣 紅 女流初段
・  ・  ・

里見 咲紀 ●  ○ 竹俣 紅  140手

竹俣 紅 女流初段---+
           +-竹俣 紅 女流初段
里見 咲紀女流初段---+


÷  丹善人  ÷


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