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千鳥銀さん、みなさん、はじめまして。 |
盲人初心者さん,はじめまして。 だにいです。今後とも,よろしくお願いします。 >「早石田戦法2」で >▲5五角△7三銀▲7四飛△6四角で、 >△6四銀と上がるのはダメなのでしょうか? >その後に思いつくのは▲同飛△同歩▲同角ですが、△7 >三歩とされると▲7四歩くらいで良いということでしょうか? その通りで,後手容易では無いそうです。 私の持っている「升田式石田流」という本にも,そう書いてあったので間違いない でしょう。 ▲7四歩に△7二金と受けるのが,手堅いですね。 by だにい -- CMN v0.61aβ -- |
はじめまして、戦法図鑑作者の千鳥銀です。 参考にして頂いていると言う事で有難う御座います。 戦法図鑑テキスト版は、視力のご不自由な方が使用される テキスト読み上げソフトに支障の無いように図面の横に 解説を書かず、必ず下に解説するようにしております。 ここ数年なかなか時間が取れず、続編の製作が滞っておりますが 出来るだけ早い再開に努めたいと思います。 さてご質問の件ですが、だにいさんが、お答えしているように ご指摘の手順でも以下▲5三角成りなども有り、後手が 容易で無いと思いますが、もう一つ▽6四銀に▲8四飛とする手も有ります。 以下▽同飛 ▲2二角成りで、以下は手順の一例ですが▽5五角 ▲同馬 ▽同銀 ▲9五角 ▽7三角 ▲8四角 ▽同角 ▲8三飛 変化は有りますが後手に思わしい結果になりません。 確実に早石田の急戦を避けるのは、これも、だにいさんが言っている ▲7四歩に▽7二金が手堅いでしょう。これにも無理矢理強行すれば 以下▲7三歩成 ▽同銀 ▲2二角成 ▽同銀 ▲5五角 ▽3三角 ▲7三角成 ▽同金 ▲7四歩 ▽8三金 ▲7三銀 ▽9二飛で完封となります。 三間飛車に限った事では無いのですが、昨今の将棋の戦法の進化は 非常に著しく、これからも出来うる限り最新の戦法、戦形を ご紹介するようにして行きたいと思います。 |
千鳥銀さん、ありがとうございました。 |
ご質問の件お答えします。 鬼殺し戦法は確かに狙いが不発ですと▲7七桂と飛んだ形が悪いので 飛ばせないように▽6四歩は当然考えれます。 しかしこの▽6四歩も、この局面では手を決め過ぎて良い形では無いのです。 この手に対しては、今度はこの歩を狙い▲6八飛とします。 以下手順の一例、▽6二銀 ▲6六歩 ▽6三銀 ▲6五歩 ▽同歩 ▲同桂 ▽6二金 ▲2二角成 ▽同銀 ▲7一角 ▽7二飛 ▲5三桂成 こうなれば先手の勝勢です。また慌てずに▽6二銀に▲7八金と引き締めて 相手の出方を見て、6五で歩交換した後▲6九飛と深く引いておき、以下先手の 手順だけ示せば▲6八銀から▲6七銀 ▲5六銀と上がって▲6五歩と合わせるなど いろいろな狙いが有ります。鬼殺しとは離れてしまうので、ここで終えておきますが いずれにしても、▽6四歩では完全に鬼殺しを咎めた事になっていません。 将棋は一つの狙いを外されても、まだ手段が有れば戦法としては成り立っています。 そうやって互いに相撲の挿して争いのようにして読み勝った方が勝ちと言う訳です。 そう言う変わり身が出来るように戦法図鑑にも多数の戦法、戦形を紹介していると 言う訳なのです。 |
千鳥銀さん、ありがとうございます。 |
ご質問の件、本来は本文に書きましたように初心者の方には難しく また戦法図鑑は戦法紹介だけで、気に入った戦法を見つけて貰うのが目的なので 更に深く掘り下げたい方は書籍でと言う事になるのですが、それが無理な方はと 考えると、ここはやはり私がお答えするのが一番良いのではと思いました。 そこで出来るだけ分り易く解説をしたいと思います。 まず▲4六角からの応酬は互いに得な取引をしようとした結果だと言う事です。 ▲4六角で▲5五角ですと、ここで▽2八歩と打たれます。これを▲同銀ですと もちろん▽2五飛と打ち、5五の角と2八の銀の両取りとなり▲9一角成に ▽2八飛成で、これは後手勝勢です。もちろん▽2八歩に▲9一角成では、 ▽2九歩成で、▲4六角からの手順より遥かに損です。 この意味から▲4六角に▽2八歩は▲同銀と取られ、次の手が有りませんので 成立しないのです。 では▲4六角に▽8二角はどうしてかですが、確かに、この手では▽8二歩とか ▽6四歩とかなど、いろいろ別な手が有りますが、これを解説していると ▲4六角の所でも他の手も有ったりと本一冊分の内容になってしまいます。 ただ、その中で▲4六角の所で▲8二歩と打ち▽同銀と取らせてから▲5五角と打つ 指し方が有り、▲4六角は▽8二角▲同角成▽同銀なら1歩得な変化になると言う 新手として現れ、その後いろいろ変化は有る物の▽8二角と合わせるのが概ね良い と言う結果になり▲4六角は成立したと言う訳です。 横歩取りは手を知っているかどうかが勝敗に直結するので、ずっと上の 棋力の方にも勝てる可能性が有る戦法ですが、逆に知らないと粘る余地も無く やられてしまうのも、この戦法ですので勉強量が左右します。 そう言う意味では、ちょっと盲人初心者さんには厳しい戦法だと思います。 私のお奨めとして、玉をがっちり固めて闘え、序中盤に神経を比較的使わず 多少不利になっても粘って逆転も望める、四間飛車やゴキゲン中飛車などの 振り飛車戦法は如何かと思います。 |
千鳥銀さん、ありがとうございました。 |
将棋に興味を持たれ、一緒に楽しんで行く、その為に お力になれるなら、このサイトのメンバーは皆、協力を惜しみません。 実際にメールで一手ずつ対局を一年掛けて指して行く棋戦なども この将棋チェスネットには有り、盲人初心者さんと同様に目が不自由で 好成績を上げていらっしゃる方も参加者には、いらっしゃいます。 これからも私の答えられる範囲でお答えして行きますが、もし宜しければ 無料参加なので会員掲示板には対局出来るコーナーも有りますから 実際に参加されて見るのも良いと思います。若葉亭道場と言う掲示板が 有るので、ゆっくり一年とかもっと掛かっても構わないので、じっくり 考えて指せますから、考えて見て下さい。 盲人初心者さんは、その読み筋を見る限り、実際は初心者でも無いかなと 思ったりしていますが。 |
千鳥銀さん、こんばんは。 |
大変お待たせしました。 21日の金曜日から昨日まで6連勤で、お答えする時間が有りませんでした。 棋譜見せて頂きました。 まず、盲人初心者さん(ネームを変える事をお奨めします)は やはり初心者と言うレベルでは無いと言うのが、はっきりしました。 これを脳内将棋で盤面を見ないで指している事を考えれば相当な 棋力になると思います。 その上で棋譜を検討させて頂いて、私なりのお答えを致します。 40手目の▽4九銀は間違いで正しくは▽6九銀ですね。 この将棋は先手の7手目▲7七銀が現在の矢倉模様の将棋では、形を早く決め過ぎた 疑問手になります。これをはっきり咎めるには▽5二金の所では▽6四歩と突き 以下▽6三銀から▽5四銀と上がり▽6二飛と回る右四間飛車などが有効でした。 しかしその後の後手の指し回しは偶然かも知れませんが、先手の欠陥を突く物に なっています。一手一手解説していると長くなり過ぎるので要点だけにしますが 33手目▲8八玉の局面は後手の作戦勝ちです。この▲8八玉は、この形では 悪手と言えます。詳しくは『戦法図鑑』130章及び131章を見てください。 一番の要は先手の8八の玉が後手の3三の角のラインに入っている事です。 通常は矢倉は互いに角を、先手は7九に後手は3一に引く、所謂引き角と言う 使い方をします。しかし相手が、このように角を元の筋に据えたままの場合は 安易に矢倉を目指すのは危険なのです。 ただし残念ながら後手の次の手▽5五歩は悪手です。この将棋はこの局面で まして5五から闘いを起こす将棋では有りません。 先手の布陣は中央に飛車を据えているのに角は引き角で、この角は後手の 3筋から左を狙う物なのです。しかし4六の銀が道を塞いでいる。 つまりちぐはぐな形で、良い布陣では無い訳です。▽5五歩はその邪魔な4六の 銀を捌かせて持ち駒にさせてしまったのです。 その後、先手が45手目の▲5四銀など悪手を連発して結果は後手の 勝ちとなりましたが、34手目の▽5五歩では、先手の8八の玉を狙う方針で 指していれば完勝だったと思います。 ただ44手目▽4五歩以降の指し方は見事です。とても初心者の指し回しとは 言えません。一つだけ56手目▽5八飛では、▽2八飛と打つ方が良かったです。 接近して打った為に一旦▽2八飛成と逃げなければならなくなりました。 ▽2八飛と打っていれば、この62手目で▽5七金と攻めを続行出来た訳です。 それでは34手目▽5五歩では、どう指すべきだったか。 この局面では先手からすぐに仕掛ける手段が無いのですから、最善と思えるのは ▽2二玉と入る手です。これではっきり両者に差が出ていたのです。 3三の角に間接的に睨まれている先手の玉に対して、後手玉は最も安泰の地に 身をおけた訳で完全なる作戦勝ちです。 以下は一例ですが、後手は4六の銀を働かせるには3筋から動くしか無いので ▲3六歩辺りでしょうが、そこで▽7五歩▲同歩としてから▽8五桂、この突き捨てが 大事です。続いて▲8六銀、これは本譜でも出た手順ですね。ここでもし後手の 布陣が▽6四歩の形なら▽6五歩と突く手が有り更に厳しい訳で、それが序盤で ▽6四歩と突く手が先手の▲7七銀と形を決めるのが早過ぎた手を咎める事に なる理由です。ただし▲6六歩と突いていなければ▲7七銀も有る手です。また ▲6六歩と突いたのなら後手が角を引いて使う事が、はっきりしてから▲7七銀と 上がれば問題は無かったのです。 しかし▲6六歩と突き▲7七銀とすぐに上がる、これが後手が▽3一角とする事を 前提に勝手に先読みした疑問手と言う訳で、後手が角を引かずに使った事が この勝手読みを咎め先手玉を角の射程においた布陣となり、作戦勝ちになったのです。 ▲8六銀以降は一つの進行例ですが、ここで▽4五歩▲5七銀(この手で▲同銀だと ▽6六角から▽4四歩で銀が死ぬ)▽5五歩▲同歩▽同銀▲5六歩▽6六銀▲同銀 ▽同角、こうなれば後手の勝勢です。変化は有りますが34手目▽2二玉ならば 闘わず勝ちと言う局面だったと思います。本譜のように互いに駒を一直線に 取り合う手順になった時でも先手は▲4一ととは取れない事を確認して下さい。 もちろん▲4一とが王手にならないからです。この一手遠いと言う事が将棋の 終盤では最も大事です。何故なら一手早く相手の王を詰めるのが将棋と言う 競技だからです。 最後の▽6六角と王手に飛び出した手の応手に先手は困る事になります。 ▲7七珪なら▽7六歩(この歩を打てるように▽8五桂と飛ぶ前に▽7五歩と 突き捨てた訳です)9八玉とかわすのは▽6九銀が純粋に両取りでアウトです。 以上これでも長くなりましたが棋譜を見ての意見です。 |
千鳥銀さん、こんばんは。 |
元「盲人初心者」です。 |
盲人棋士さん、お待たせしました。 まずこちらのサイトでの対局申し込みですが 会員登録が必要なので、この部分は何方かにお願いした方が良いですね。 会員登録後、対局相手募集と言う掲示板が有るので、そちらで申し込んで下さい。 棋力は私の判断ですが3級くらいで大丈夫だと思います。 対局はメール及び会員掲示板のフリー対局室か若葉亭道場でも可能ですが こちらへのアクセスが大変でしょうね。ただ期限が有る訳では無いので 掲示板にアクセスして次の指し手を書き込む時だけ、やはり何方かに お願い出来れば、それを見たこちらの大勢の方が書き込みをしてくれて いろいろ参考になる、ご意見が聞かれるかとは思います。 さて御質問の件ですが、居飛車と振り飛車の認識を間違えられていますね。 例えば飛車を真ん中に持って行くと振り飛車の中飛車になったのでは無く 本局の場合、先手が▲7七銀とした時点で矢倉模様の戦形、つまり居飛車なのです。 今回は偶然美濃囲いが功を奏しましたが、通常この時点で相居飛車の将棋と なっている訳です。▲7七銀の所で▲7八金とか▲5八金右などの手でも ほば矢倉に決定となり、このような手なら後手も矢倉を目指すのが普通です。 今回は▲6六歩としてから▲7七銀だったので、後手の布陣が良かったのは 前回も悦明しましたが、▲6六歩を突いていなくて▲7七銀なら、これも 普通に矢倉模様の将棋となるのは【戦法図鑑】2で解説しています。 本局はその後、先手は▲5八飛としていますが、これを中飛車にしたとは 通常言いません。矢倉中飛車と言う戦法は有りますが、これはまた別な物です。 矢倉中飛車は131章で解説しています。 中飛車に限らず、通常振り飛車と呼び場合は、玉は右側に囲います。 左側に玉を囲った場合は、少なくとも振り飛車とは言いません。 纏めれば本局の場合、▲7七銀で先手の戦形は居飛車に決定しています。 ただ前述のごとく今回は偶然角筋を元の角の位置で使ったのが成功しただけで 普通は先手は右側から攻撃して来るので後手も矢倉にする方が良い訳です。 ▽8五歩と突き越さなくて指すのも矢倉の後手側としては普通の対処で 特に何も問題は無いと思います。ただ質問の最後の後手の立場と言うのは 先手の立場になった時の、これも間違いですよね。 後手の立場では▽5五歩では▽2二玉、そして以降の推薦指し手も前回解説しました。 ▽4五歩も悪手と言うほどでは無いですが、この局面では▽2二玉には遠く及びません 間単に言えば、ここで攻めに行かなければならない理由が無いのです。 これも前回説明した通り、▲8八玉に対して▽2二玉は、はっきり後手が 得をしている手で、▽5五歩、▽4五歩ともに仕掛けて貰った方が駒の働きが 良くない先手としては玉を戦線から遠ざけられる▽2二玉より遥かに有り難いのです。 先手の▲5四銀は、直前の後手の▽4五歩に対して、結果後手の角筋を通して しまって▽6六角を実現させてしまい、更に金一枚だった後手の持ち駒を 増やして攻撃力を増してしまうなど、これも全くのお手伝いの手なので 悪手と言う事なのです。ではここで先手はどう指すかですが、正直▽4五歩が 好手で、先手が良くなる手は無いです。ただ粘るなら▲6七銀と打ち もし後手が▽5五飛のように歩を取って飛車交換を迫っても▲5六歩と収め ▲7九角から▲8八角と後手の3三の角の睨みからの攻撃を受けられるようにして じっと体制を建て直し、逆転の機会を伺うと本局よりは間単に負けないと思います。 |
千鳥銀さん、こんばんは。 |
盲人棋士さん、こんにちは。 先手が体制を立て直して辛抱するのは▽5五歩と、後手が仕掛けた後の変化で これも先手が持ち直すと言うより、本譜よりは粘れると言う次元ですが それにしても粘られる事になった原因は、▽5五歩と仕掛けた為で 形勢が離れていたので逆転はされませんでしたが、前述のようにされると スッキリ決めるのは難しくなっていたと思います。 ▽2二玉の後は、先手の次の手によって仕掛け方は変わって来ますが こちらは待つ必要が無いので前述の例のように仕掛けて行って良いと思います。 先手が▲5四銀と打ち込まず、粘りに出られた場合は、後手も持ち駒が金と歩が 1枚ですから、そんなに一気に攻める手は無いでしょう。 ただ先手も完全に持ち直すと言う訳では無いので、こちらもそれこそ▽2二玉と 入って以下駒組みを整備して行けぱ、結局は優勢は持続出来るので、そうして 次の機会を待つ事になりますね。 順位戦やリーグ戦は、8人前後の複数の方と同時にメールなどで対局する物なので、 やはり少し練習してから参加された方が良いと思います。 しばらく待って見て、対局を受ける方が出て来なければ、駒落ちなどで私が お相手させて頂きますので、もうちょっと待って見ましょう。 |
千鳥銀さん、こんばんは。 |
盲人棋士さん、おはようございます。 メールも頂きましたが、こちらの掲示板はこう言う質問も受けつける所ですので こちらで、お答えする事にします。 これは▲7八金だと▲2四歩が成立すると言っているのでは無く、▽3三銀と されると完全に▲2四歩と突けなくなるので、▲7八金の所で、どうして ▲2四歩と突けないのかを説明している訳です。ですから後手が▽3三銀の所で 例えば▽1四歩のような手でも、やはり▲2四歩とは突けません。 もちろん▽3三銀で▲2四歩は完全に無くなるのですが、銀が上がっていない時に どうして▲2四歩と突けなかったかの説明なんです。お解かり頂けますでしょうか。 |
千鳥銀さん、こんばんは。 |
大変お待たせしました。 このところ多忙で、回答が遅れてすいません。 矢倉後手急戦といきなり言われましたので、はてと思いましたが 後手の超急戦棒銀の事ですね。これは盲人棋士さんの認識で正しいです。 ▽5四歩には▲5五飛と切ってしまえば、後手の超急戦は完全に頓挫して 作戦失敗となりますし、馬を作っておけば、後手側は飛車の打ち場所も無く 先手優勢の局面となります。ここからの指し手と言う事ですが、 ここからこの将棋は力戦(定跡形では無く自分の棋力と構想で指す)となるので 相手の動きに応じて変わる為、決まった指し方と言う物は有りません。 これから盲人棋士さんが、いろいろな形を覚えて行く中で、指す方針などを 決めて行けるようになって行って下さい。今は超急戦棒銀で潰されて しまわない指し方と、今回の場合は▽5四歩に▲5五飛と切って先手が優勢と 言う感覚を身につけるようにして下さい。後手の9五の銀が全く不発に 終わっている、この局面を優勢と思えるように、これから感覚を磨いて下さい。 |
千鳥銀さん、こんばんは。 |
盲人棋士さん、今回もまたまたお待たせしました。 まず矢倉は亡くなった米長永世棋聖が、将棋の純文学と称したぐらい 将棋の代表戦法にして難解な物の最右翼だと言う事です。 そのあまりに無限に広がる変化で、何百回同じ形が出ても結論が 出なかったりします。 その上で、この時点での矢倉の紹介は一番簡潔に、それそれの戦法の 狙いを分って貰う為、千日手になる総矢倉から先手が脱出すると言う形で その手順も私が作った物で、実際の定跡とは少し異なりますし 戦法の狙いが決まるように、後手にも疑問手を指させています。 これを念頭において読んで頂きたいと言う事なのです。 特に▲3七銀戦法は現在でも矢倉の主流と言える物で最新のタイトル戦にも 登場する極めて難解な物です。そこで敢て1章だけで簡単に紹介しています。 これを完全に指しこなす事は私にも出来ませんし、プロでも日々新化し続ける その難解さに、その力の全てを注いでいると思います。 こうした事を踏まえて▲4六銀に▽4五歩は無いかと言う事ですが 有りますと言うか有りました。 プロ間でも実際に指されていた時期が有り、そのプロの激戦の果て 今は後手側に思わしく無いと言う結論が出たのです。 その変化は書籍一冊分になってしまうので、ここで説明するのは 無理ですが、一旦▲3七銀と下がって▲4八飛から▲4六歩と合わせて行くのが 基本で先手が指し易いと言う事で、今は御理解下さい。 ▲3七桂に▽4五歩、これは明らかに疑問手です。 ▲同桂に▽4四銀、或いは▽4二銀。これでは一歩損して3三の銀取りになる と言う後手を引いた上に玉頭の守りも弱体化すると言う事になります。 ▽4四銀ならば、▲2九飛と引いておけば、▽4五銀▲同銀▽3七角成と 強引に馬を作っても直後に▲4六角で馬は消されてしまいます。 ▽4二銀で次に歩が入ればと言う事ですが、この局面で簡単に一歩手に いれる事が出来るか良く読んで見て下さい。 その間先手は▲2四歩 ▽同歩 ▲同飛 ▽2三歩打 ▲2六飛として 次に▲3五歩 ▽同歩 ▲3三歩と言う狙いが有り先に玉頭に殺到されて しまいます。矢倉は互いに玉を攻め合うと言うのが本流で、このように 相手の攻撃側に仕掛けると言うのは、敢て攻めさせて受け切る事を 主眼においた、かなりリスクの高い指し方で、下手をするとそのまま 一方的に攻め潰されて終わりになってしまいます。相当な受けの力と 一部の隙も無い指し回しが要求されます。 現在プロ間で指されているのは、▲3七桂に▽2四銀と▲2五桂を先受けし ▲2五桂と来た瞬間に▽4五歩とする物で、最近のタイトル戦でも指されています。 この場合▲1六歩には必ず▽1四歩と受けています。 端攻めの関連から▲1五歩と突き越されると、この形では損だからです。 以上で一応のお答えですが、ここではこの説明が限界です。 |
千鳥銀さん、こんにちは。 最後の回答のお礼も言わず、ご無沙汰してしまいました。すみません。 今でも何回も「戦法図鑑」を読ませてもらっています。 将棋に答えがないのがよくわかりました。 ただ以前に千鳥銀さんが言っていた「感覚」を身につけていくことが 少しは出来るようになった気がします。 今回、順位戦に初参加させてもらうことにしました。 今までの勉強がどこまで通用するのか実践する機会なので、 楽しみでもあります。 将棋をするきっかけを与えてくれた千鳥銀さんに感謝してます。 ありがとうございました。 |
盲人棋士さん、こんばんは。 順位戦に参加とは凄いですね。 そしてその、お手伝いが微力ながら出来た事を嬉しく思っています。 これからも何か、御質問等有れば何時でも遠慮無くどうぞ。 勿論これからは、こちらの皆さん全てが盲人棋士さんのお仲間です。 お互いに指し終わった将棋の感想や検討と言った交流も有る事でしょう 私の方は【戦法図鑑】の続編再開を目指して、最新棋書や棋譜を 猛スピードで毎日読み漁っている所です。 後は盲人棋士さんのように目が御不自由な方にも更に分り易い工夫が 出来ないか、改良を考慮して見たいと思っています。 それでは順位戦、存分に楽しんで下さい。そしてその間に得意戦法が 見つかると良いですね。注目して行きたいと思います。 |
千鳥銀さん、こんばんは。 |
盲人棋士さん、こんばんは。 なるほど、それは確かに難しいですね。 何か別な方策を考えるか、通常の戦法図鑑とは別に作るか。 いずれにしても、まず続編製作の再開が急務です。 だいたい得意な戦法と言うのも漠然と出来ましたでしょうか。 やはり自信の有る戦型が有る方が研究しやすいです。 |
千鳥銀さん、こんにちは。 |
盲人棋士さん、こんにちは。 10日現在の順位戦の戦況報告を見て驚きました。そしてやはりなと思っています。 B級で参加しているんですね。かなり高い棋力の方達のグループです。 その前に指された、たいとさん達の判断なので間違い無いでしょう。 私のハンドルを変えた方がと言ったのも間違って無かったですね。 これからの戦況を見守らせて頂きます。 尚【戦法図鑑】続章を書き溜め始めましたので近日公開出来るように頑張ります。 乞うご期待下さい。それでは順位戦頑張って下さい。 |
千鳥銀さん、ありがとうございます。 順位戦は初めて指す方ばかりなのですが、戦法図鑑にはないような手を指されて迷ってます(笑) しかし、自分で言うのはおこがましいのですが、私自身で感じているのは半年前の自分とは明らかに棋力が違ってきていると思います。 まだまだ結果オーライの指し手も多いですが、じっくり考えればポカするような手は減ったような気がします。 たいとさんと初対局した時は、たいとさんの手が全然意味不明だったのが、今ではある程度理解できるようになりました。 一手一手じっくり時間をかければなんとか格好はつくと思います。 戦法図鑑をゆっくり読む時間が減ってしまいましたが…(笑) それでも次の章を楽しみにしています。 |
だにいさん、こんばんは。 返信ありがとうございました。本格的に将棋を始めて2カ月。 人と対局したのは一度しかありません。 千鳥銀さんの戦法図鑑を毎日少しずつ読んでいます。 すると、たくさんの疑問?というか変化について、 わからなくなってしまうことが多いです。 もしよろしければ、それらの質問に回答をいただけると、 とてもありがたいです。 よろしくお願いします。 |