若 葉 亭
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タイトル Re^3: 回答
投稿日: 2014/04/03(Thu) 19:48
投稿者千鳥銀

盲人棋士さん、お待たせしました。

まずこちらのサイトでの対局申し込みですが
会員登録が必要なので、この部分は何方かにお願いした方が良いですね。
会員登録後、対局相手募集と言う掲示板が有るので、そちらで申し込んで下さい。
棋力は私の判断ですが3級くらいで大丈夫だと思います。
対局はメール及び会員掲示板のフリー対局室か若葉亭道場でも可能ですが
こちらへのアクセスが大変でしょうね。ただ期限が有る訳では無いので
掲示板にアクセスして次の指し手を書き込む時だけ、やはり何方かに
お願い出来れば、それを見たこちらの大勢の方が書き込みをしてくれて
いろいろ参考になる、ご意見が聞かれるかとは思います。

さて御質問の件ですが、居飛車と振り飛車の認識を間違えられていますね。
例えば飛車を真ん中に持って行くと振り飛車の中飛車になったのでは無く
本局の場合、先手が▲7七銀とした時点で矢倉模様の戦形、つまり居飛車なのです。
今回は偶然美濃囲いが功を奏しましたが、通常この時点で相居飛車の将棋と
なっている訳です。▲7七銀の所で▲7八金とか▲5八金右などの手でも
ほば矢倉に決定となり、このような手なら後手も矢倉を目指すのが普通です。
今回は▲6六歩としてから▲7七銀だったので、後手の布陣が良かったのは
前回も悦明しましたが、▲6六歩を突いていなくて▲7七銀なら、これも
普通に矢倉模様の将棋となるのは【戦法図鑑】2で解説しています。
本局はその後、先手は▲5八飛としていますが、これを中飛車にしたとは
通常言いません。矢倉中飛車と言う戦法は有りますが、これはまた別な物です。
矢倉中飛車は131章で解説しています。

中飛車に限らず、通常振り飛車と呼び場合は、玉は右側に囲います。
左側に玉を囲った場合は、少なくとも振り飛車とは言いません。
纏めれば本局の場合、▲7七銀で先手の戦形は居飛車に決定しています。
ただ前述のごとく今回は偶然角筋を元の角の位置で使ったのが成功しただけで
普通は先手は右側から攻撃して来るので後手も矢倉にする方が良い訳です。

▽8五歩と突き越さなくて指すのも矢倉の後手側としては普通の対処で
特に何も問題は無いと思います。ただ質問の最後の後手の立場と言うのは
先手の立場になった時の、これも間違いですよね。
後手の立場では▽5五歩では▽2二玉、そして以降の推薦指し手も前回解説しました。

▽4五歩も悪手と言うほどでは無いですが、この局面では▽2二玉には遠く及びません
間単に言えば、ここで攻めに行かなければならない理由が無いのです。
これも前回説明した通り、▲8八玉に対して▽2二玉は、はっきり後手が
得をしている手で、▽5五歩、▽4五歩ともに仕掛けて貰った方が駒の働きが
良くない先手としては玉を戦線から遠ざけられる▽2二玉より遥かに有り難いのです。

先手の▲5四銀は、直前の後手の▽4五歩に対して、結果後手の角筋を通して
しまって▽6六角を実現させてしまい、更に金一枚だった後手の持ち駒を
増やして攻撃力を増してしまうなど、これも全くのお手伝いの手なので
悪手と言う事なのです。ではここで先手はどう指すかですが、正直▽4五歩が
好手で、先手が良くなる手は無いです。ただ粘るなら▲6七銀と打ち
もし後手が▽5五飛のように歩を取って飛車交換を迫っても▲5六歩と収め
▲7九角から▲8八角と後手の3三の角の睨みからの攻撃を受けられるようにして
じっと体制を建て直し、逆転の機会を伺うと本局よりは間単に負けないと思います。


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