千 日 亭
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タイトル 女流王位戦五番勝負第1局
投稿日: 2017/04/26(Wed) 17:11
投稿者丹善人

里見香奈女流王位に伊藤沙恵女流二段が挑戦する女流王位戦五番勝負
第1局は、97手で先手の里見香奈が先勝しました。
絶対王者里見香奈は今年度初戦を白星で発信しました。

先手里見香奈石田流三間飛車に、後手伊藤沙恵は角道を開けた後、1筋の歩を
突き出して、1五まで上げます。両者とも美濃囲いに組みながら、後手が銀を
6三に上げるのを見て、先手は角を回して4六に上げ、銀を中央から上げていきます。
ここでようやく後手は飛車先の歩を延ばしたので、先手も飛車を上げて浮き飛車に。

お互いの飛車角がにらみ合う中、先手が6・7筋の歩を突っかけて戦いが開始。
銀交換で6筋が開いたところで先手は飛車を6六に転換。歩を貼って突入を
阻止しますが、歩の叩きでこじ開けようとする先手。必至で阻止しようという後手との
執拗な応酬が交わされます。

6筋の攻防は先手が一本取った模様。後手はここをあきらめて端攻めに期待を
かけます。しかし先手はこの端攻めを放置。6筋からの成り込みを優先します。
後手は端攻めがうまくいかなければ勝負が決まってしまうと、攻めを継続。
対する先手は十分受けきれると判断、攻めは後回しで対応します。

攻めが続かない後手伊藤沙恵はここで受けに回ります。
攻める番になった先手里見香奈はと金を切り捨てての飛車の成り込み。
飛車交換で受けとめたい後手ですが、先手は相手にせずに攻め優先。
後手玉を端に追い詰めてから、飛車交換からの詰めろ角取りの飛車打ち。
勝負はすでについていますが最後まで粘ろうという後手。受けがないなら
形作りと飛車張りから成り込んで挟撃態勢に出ますが、駒不足から
詰めろにもなりません。

里見香奈は慎重に角銀交換で持ち駒を増やしながらも、相手に攻め駒が
入ったのを見て、自玉をまず安全にしてから、ゆっくりと駒を補充しながら
後手玉を追い詰めます。
攻めも守りも有効な手段がなくなった伊藤沙恵はまさに矢尽き刀折れの状態で、
投了もやむなし状態に追い込まれました。


【第28期女流王位戦五番勝負】

里見 香奈 ○  ● 伊藤 沙恵

+------+------------------+--------+--------+--------+--------+--------+
|   |  氏  名   | 第1局 | 第2局 | 第3局 | 第4局 | 第5局 |
+------+------------------+--------+--------+--------+--------+--------+
| 王位|里見 香奈女流五冠| 先○  |     |  先  |     |     |
+------+------------------+--------+--------+--------+--------+--------+
|挑戦者|伊藤 沙恵女流二段|  ●  |  先  |     |  先  |     |
+------+------------------+--------+--------+--------+--------+--------+
|   |         | 97手|   手|   手|   手|   手|
+------+------------------+--------+--------+--------+--------+--------+

第1局 4月26日(水)兵庫県姫路市「播磨国総社 射楯兵主神社」
第2局 5月12日(金)北海道小樽市「小樽 朝里クラッセホテル」
第3局 5月31日(水)福岡県飯塚市「旧伊藤伝右衛門邸」
第4局 6月 7日(水)徳島県徳島市「ホテルクレメント徳島」
第5局 6月27日(火)東京都渋谷区「東京・将棋会館」


÷  丹善人  ÷


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