前章の3戦法に入らない番外戦法を御紹介します。 |
「図1」
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「図1」は(角換りパターン1)の局面です。 「図1」から「図2」までの手順 ▲3八銀 ▽7二銀 ▲4六歩 ▽6四歩 ▲4七銀 ▽6三銀 ▲5八金 ▽5二金 ▲6八玉 ▽7四歩 ▲3六歩 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽7三桂 ▲5六銀 ▽8一飛 ▲3七桂 ▽6二玉 |
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「図2」
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「図2」は先手の腰掛け銀に、後手が途中まで同様に腰掛け銀模様の手順から右玉に変化した局面です。 66章で御紹介した新風車とは形も違い、角換りの場合はより守勢の戦型となり、 後手番で千日手を狙うのが目的と言えます。 ただし先手の腰掛け銀に後手が有力策の棒銀に来た場合、その対抗策として先手番でも採用される時が有ります。 最後に83、84章で解説した筋違い角に、 角換りの手順から入る形が有るので御紹介しておきます。 「図3までの手順 ▲7六歩 ▽8四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲2五歩 ▽8五歩 ▲7七角 ▽3四歩 ▲8八銀▽7七角成 ▲同 銀 ▽2二銀 ▲4五角 |
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「図3」
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(角換りパターン1)に至る途中の12手目▽2二銀に▲4五角と打つのです。 「図3」から「図4」までの手順 ▽5二金 ▲3四角 ▽3三銀 ▲5六角 ▽5四歩 ▲6六歩 ▽5五歩 ▲7八角 ▽6二銀 ▲3八銀 ▽5三銀 ▲2七銀 ▽5四銀 ▲2六銀 ▽4四歩 ▲3五銀 ▽4三金右 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 銀 ▽同 銀 ▲同 飛 ▽2二歩 |
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「図4」
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この形からの筋違い角は居飛車で指す策しか選択出来ず「図3」の▽2二歩と低く受けられた局面では、 次に後手には▽3五角など厳しい反撃が有り、先手が有利とは言えません。 84章で棒銀策が思わしく無いと言うのは、 「図3」の局面が原因でした。あまりにも攻めが単調過ぎるのです。 そう言う理由で、角換りからの筋違い角は現在指されなくなっています。 |
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