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「図1」
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「図1」は(角換りパターン1)です。
「図1」から「図2」までの手順
▲3八銀 ▽7二銀 ▲9六歩 ▽9四歩 ▲1六歩
▽1四歩 ▲4六歩 ▽6四歩 ▲4七銀 ▽6三銀
▲6六歩 ▽5二金 ▲5八金 ▽4二玉 ▲6八玉
▽5四銀 ▲5六銀 ▽3一玉 ▲7九玉 ▽7四歩
▲3六歩 ▽4四歩 ▲3七桂 ▽4三金右
▲8八玉 ▽2二玉
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「図2」
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「図2」の形が後手側の専守防衛の布陣です。
この陣形に先手が仕掛けるのは難しく▲4八飛と回る手や▲2六角と打つ手などが試みられましたが結果は思わしく無く、
結局ここからは千日手になるしか無かったのです。
後手が▽7三桂と跳ねれば▲5一角と打つ手などが有り、打開も可能ですが、
この形のまま、▽4二金 ▽4三金を繰り返されると攻めるのは無理筋です。
こうして角換りの第一期隆盛期は終わりを迎えました。
しかしそれから数十年経った後 この専守防衛型を打破する手段が編み出されるのです。
「図3」までの手順
▲7六歩 ▽8四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金
▽8五歩 ▲7七角 ▽3四歩 ▲8八銀
▽7七角成 ▲同 銀 ▽4二銀
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「図3」
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「図3」は(角換りパターン2)の局面です。
そう、これこそが「図2」の千日手を打開し、尚且つ角換り第二期隆盛期を棋界にもたらす事になるのです。
「図3」から「図4」までの手順
▲3八銀 ▽7二銀 ▲9六歩 ▽9四歩 ▲1六歩
▽1四歩 ▲4六歩 ▽6四歩 ▲4七銀 ▽6三銀
▲5八金 ▽4一玉 ▲6八玉 ▽5二金 ▲5六銀
▽5四銀 ▲7九玉 ▽3一玉 ▲6六歩 ▽7四歩
▲3六歩 ▽4四歩 ▲3七桂 ▽3三銀 ▲4八飛
▽4三金右 ▲8八玉
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「図4」
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「図4」の局面が(角換りパターン2」から後手が専守防衛型を志向した場合の 基本図となります。ここからは次章
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