若 葉 亭
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タイトル Re^6: はじめまして
投稿日: 2014/03/13(Thu) 17:47
投稿者千鳥銀

ご質問の件、本来は本文に書きましたように初心者の方には難しく
また戦法図鑑は戦法紹介だけで、気に入った戦法を見つけて貰うのが目的なので
更に深く掘り下げたい方は書籍でと言う事になるのですが、それが無理な方はと
考えると、ここはやはり私がお答えするのが一番良いのではと思いました。
そこで出来るだけ分り易く解説をしたいと思います。

まず▲4六角からの応酬は互いに得な取引をしようとした結果だと言う事です。
▲4六角で▲5五角ですと、ここで▽2八歩と打たれます。これを▲同銀ですと
もちろん▽2五飛と打ち、5五の角と2八の銀の両取りとなり▲9一角成に
▽2八飛成で、これは後手勝勢です。もちろん▽2八歩に▲9一角成では、
▽2九歩成で、▲4六角からの手順より遥かに損です。
この意味から▲4六角に▽2八歩は▲同銀と取られ、次の手が有りませんので
成立しないのです。

では▲4六角に▽8二角はどうしてかですが、確かに、この手では▽8二歩とか
▽6四歩とかなど、いろいろ別な手が有りますが、これを解説していると
▲4六角の所でも他の手も有ったりと本一冊分の内容になってしまいます。
ただ、その中で▲4六角の所で▲8二歩と打ち▽同銀と取らせてから▲5五角と打つ
指し方が有り、▲4六角は▽8二角▲同角成▽同銀なら1歩得な変化になると言う
新手として現れ、その後いろいろ変化は有る物の▽8二角と合わせるのが概ね良い
と言う結果になり▲4六角は成立したと言う訳です。

横歩取りは手を知っているかどうかが勝敗に直結するので、ずっと上の
棋力の方にも勝てる可能性が有る戦法ですが、逆に知らないと粘る余地も無く
やられてしまうのも、この戦法ですので勉強量が左右します。
そう言う意味では、ちょっと盲人初心者さんには厳しい戦法だと思います。
私のお奨めとして、玉をがっちり固めて闘え、序中盤に神経を比較的使わず
多少不利になっても粘って逆転も望める、四間飛車やゴキゲン中飛車などの
振り飛車戦法は如何かと思います。


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