互いに居飛車で戦う将棋の中で 先手が▲7六歩と角道を開いて始まる戦型に
矢倉と言う戦法が有り、そのような出だしを矢倉模様と言います
「図1」までの手順
▲7六歩 ▽8四歩 ▲6八銀 ▽3四歩 ▲6六歩
「図1」
後手の持駒:なし
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v銀v金v玉v金v銀v桂v香|一
| ・v飛 ・ ・ ・ ・ ・v角 ・|二
|v歩 ・v歩v歩v歩v歩 ・v歩v歩|三
| ・v歩 ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ 歩 歩 ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 ・ ・ 歩 歩 歩 歩 歩|七
| ・ 角 ・ 銀 ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 ・ 金 玉 金 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=5 ▲6六歩(67) まで
5手目の▲6六歩では▲7七銀とする場合が有り 昔はそちらが多かったのと
その手の方が先手側の矢倉が ほぼ決定的となるのですが
今はこの▲6六歩の方が多く指されるようになっています ただしこの場合は
先手が他の戦型になる可能性が有ります ただ居飛車にするなら
この▲6六歩からも矢倉になるのが普通です
「図2」
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ 歩 歩 歩 ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 銀 金 ・ ・ ・ ・ ・|七
| ・ 玉 金 ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
上の「図2」の玉の囲いを矢倉囲いと呼び この玉の守り方を互いに目指すのが
相矢倉の将棋と言います 矢倉にはこの形とは別の囲い方も有りますが
この”金矢倉”が最も一般的です